(1)統治者たちの植民地研究
- 戦前日本は植民地を持っていたので、植民地研究が行われていた。
(1)-1.満洲
- 外地は朝鮮、台湾、樺太、南洋群島(公式植民地) 微妙なのが関東州。日本が発表する統計だと関東州とは貿易
- 満洲は外国
- 満鉄附属地については日露戦争後の日本勢力(満鉄が行政権を持つ) → 日本の領土ではないが、行政権を持っている。
- 植民地研究という言葉はない。当時の日本は日本の植民地研究だとは言わない。
- ただし植民学(殖民学)はあった。植民地経営、移民推進のための学問。有名なのは新渡戸稲造、矢内原忠雄。
- 戦後は植民学はなくなる。植民地研究は戦前は盛んに研究され、戦後はいったんなくなる。
- 満洲関係者が、戦後"〇〇年史"を刊行 → 関係者によるものなので、肯定的
- 最近になって歴史認識問題はますます激しくなっている。 →90年代以降、冷戦が終了し、植民地支配・帝国主義を全面的に肯定する日本の教科書が問題となる。