メモ:『満洲グラフ』を読んでいたら、満鉄映画製作所の作品を特集していく連載記事があったので、チェックが必要。あと同じくゆまに書房から『満洲映画』も復刊されているので読め。
満鉄記録映画集 第6巻
『開拓突撃隊ー鉄道自警村移民記録』
『開拓突撃隊』メモ
- ナレーションのメモ
- 鉄道自警村とは満洲の鉄道の沿線に、日本の農民を土着せしめ、満洲の開拓に精進し、傍ら鉄道永遠の守りたらしめるために、満鉄鉄道総局が移民国策に順応して、昭和10年から設置したものであります。
- 今更申し上ぐるまでもなく、満洲国にある日本人は民族協和の外信となって、王道国家建設の生業に邁進しておりますが、住民の8割を占める満洲国農民と日本の農民とが犂や鍬をもって固く握手することは、日満一徳一心を如実にうえんする最大近道として、非常な期待がかけられているのであります。
- ここに掲げられている表は、最近3カ年の統計でありますが、これらの集団はいわゆる満洲開拓の先駆者であって、我が国国策移民の前衛であり、また開拓鉄道としての特殊使命を遂行するための戦士の集団であります。
- 各セクションのタイトル
- 【祖先に拝別して】
- 【確つかりやれと】
- 【この処女地に】
- 焼き畑、トラクターでの開墾、「肥料を必要としない」
- 【或は馬耕に汗流して】
- 馬耕 果樹・トウサクが南満、水稲が北満でもできる
- 【お国自慢の田植え姿】
- 【春は植樹】
- 【初夏ともなればまた忙しい間作に】
- 【新時代の労作は新時代の指導を受けねばならぬ】
- ハルピン農事試験場
- 【豚はバークシャ種で改良される】
- 【おやおや】
- ひよこ
- 【村の朝】
- 【緬羊の興味】
- 【我家の建築】
- 【満洲にも夏が来た】
- 【鉄道の警備に】
- 【病あらば】
- 【無事息災に育つ二世】
- 【耕作の余暇に】
- 【秋が来た】
- 【新築家屋へ引っ越して】
- 【村の秋祭り】
- 映像使いまわしやんけ!満鉄記録映画集第5巻の『王道燦たり』と同じ映像。
満鉄記録映画集 第7巻
『草原バルガ』
- 内容メモ
- ホロンバイルの草原バルガの遊牧の記録映像。
- 字幕メモ
- ここは満洲国の西の涯。
- シベリアと外蒙とにつづくバルガの草原。
- 遠くは成吉思汗の覇業幾たびか民族興亡の草原をたどる彼等
- ダライ湖に注ぐケルレン河の蛇行流
- このあたり外蒙につづくバルガの大草原
- 今もなほ 草に起き草に臥しつつ 昔ながらの遊牧を生業とする彼等
- 初夏5月或る日の彼等
- 髪飾りは既婚の女のしるし 処女は絹布で頭を巻いている
- 羊毛は春秋二回に剪る
- 生きて行く為の犠えに
- 夏は乾かして貯える
- 牛乳から乳酪を作って
- 薪が無い 牛糞を燃料に
- 乾燥すれば臭くない
- 草原に湧く水を尋ねて
- 茶は蒙古人の好物
- 蒙古人にも将棋がある
- 或日貿易の隊商が訪れた
- 商談が出来た
- 草を逐ふて次の遊牧へ
- パオ(天幕)をたたむと車一台に積める
- 広原に国境警備の重任
- 高原の民族は古来熱烈な信仰に生きる 蒙古には移動する天幕の喇嘛寺がある
- 巡回してきた喇嘛の天幕
- 西蔵から伝来の経典
- 喇嘛僧は医者もやる
- 広い草原にポックリとオボといふのがある
- 初夏5月 年に一度のそのオボ祭りがある
- オボとは蒙古人には氏神にあたる
- 祭りの日には近在から泊りがけで集まってくる
- その日は蒙古の王府各族の大官が ここで天神地底を祀つて人畜の繁栄を祈る
- 蒙人晴れの国技は角力
- オボ祭りには角力と競馬がつきもの
- 駻馬に鞭うつ少年旗手 その昔成吉思汗につれられて遠くウラルを越えたのも彼等
- 牧草よ茂れ 家畜よ肥れ