レポート指導を受けて来たので、指摘された点を忘れないようにメモ。
各章の概要及びこれまでに近代史系の演習で報告した内容を説明した。
章立て(没になったもの)
- 序章
- 0-1.問題の所在
- 0-2.先行研究
- 0-3.リサーチクエスチョンの設定
- 第2章「新聞報道における満洲国観光」
- 2-1.新聞記事に表れた旅行形態の分析
- 2-2.新聞記事に表れた旅行内容の実態
指導事項まとめ
- 論文のウリを明確にすること。
- 先行研究と同じようなことをやっても仕方がない。
- 先行研究で満洲研究者が言っていないことを自分の論文で言う。
- 旅行記・紀行文の内容分析
- 先行研究における植民地観光研究の問題点
- 全てを帝国と植民地の関係で語りがち。植民地性ではなく行った人の目線で書く。従来の研究は「見せたかったもの」が中心。実際に旅行者が「見たもの」は論じられていない。
- 都市の内部の姿、実態。
- 都市の具体的な姿を観光客から捉える。日本の満洲研究は移民村ばかりで在満日本人都市生活者は語られていない。それを旅行者の目線で書く。
- 移民村
- 移民村では支援金により村づくりは進むが、農業の整備は進まず。非農業分野に集中。役所の事務職など。日本人旅行者は移民村をどのように見ているか。
- 義勇軍を慰問した女性旅行者に少年たちが泣きついたエピソードなどは使える。
- 日本人と中国人の関係
- 満洲日日新聞
- 重要な事件があった日付の前後を参照する。関特演や1942年の建国20周年など。