札幌雪まつりの雪像は世相を反映しており、その年特有の様々なコンテンツの雪像が現れます。
初音ミクの派生形態雪ミクさんは勿論の事、ファミリー向けアニメのサザエさんやポケモンも人気です。
ゴールデンカムイやウポポイ(民族共生象徴空間)によって空前のアイヌブームが起こっていることも特徴的。
そんな中、一際異彩を放っていたのが『俺がいる』。まさか雪像になる程のコンテンツだったとは!!
『俺がいる。』
世の中を斜に構えて見ることで精神的優越感を得ているスクカ最下層の
陰キャ系根暗主人公が大活躍する話。スクカ最下層であるため、世間体を気にする必要が無く、自己を犠牲にすることで、既成の価値観にとらわれない最適の解決方法を選ぶことができるという
カタルシスがウリ。主人公の姿勢が非常に卑屈であるが、だからこそイケメン
リア充パリピスクカ上位層には絶対に思いつかない(思いついたとしても実行できない)選択肢を取ることができる。ヒロイン達は
現代社会における学校空間の人間関係において非常にストレスを抱いており、
陰キャ主人公の根暗的な自己犠牲によって救済される。この救済を通して、主人公の「本当の魅力」に気づいたヒロイン達によってハーレムも形成される。そのダークヒーローっぷりが
ラノベを読むターゲット層(中高生)にバカ受けし空前のブームを巻き起こした作品であった。最近ついに原作
ラノベが完結したことで話題になっていたが、アニメ版も最新シリーズが放送されるらしい。そんな理由によって
雪像の対象となったのだろうと推測されるのだが、しっかし
雪像になるくらいのコンテンツだったんですね。俺ガイル。
ゴルカムとウポポイ
空前の
アイヌブームを巻き起こした作品が『
ゴールデンカムイ』。カッコいい
アイヌの姿を描いてくれ!というのが取材先の
アイヌの方々の要望だったというのは結構有名な逸話。ゴルカムブームがうまい追い風となり、2020年4月24日には新しい
アイヌの博物館すなわち民族共生象徴空間(ウポポイ)もオープンする。ウポポイの
雪像は真ん中に協賛企業の看板が置かれており観光者たちはすさまじい不満を漏らしていた。2月12日のお昼ごろ大通り公園に行ったら丁度ウポポイの
雪像を解体するところを見ることができた。
ロコンは炎タイプなのでは?と思っていたら
アローラロコンなるものがいて氷タイプらしい。