放課後シンデレラ プロモーション版 Ver1.00の感想・レビュー

キャラゲー。ストーリーは皆無で5人のキャラの断片のみ提示される。
短すぎるというのが率直な感想で、SMEEっぽいノリのテキストが展開される。
フツーの学園モノの雰囲気。キャラは奇人変人ばかりだが印象に残らない。
ヒロイン全員がギア全開状態なので常にテンションマックスな感じ。
今の段階ではイチャコラを目的としたバカギャグゲー枠的な位置づけ。

雑感

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  • 田寄多乃実(左端)
    • 黒髪元気っ子。いきなり生垣の中に頭を突っ込んでいるシーンから始まります。探し物をしているというので詳しく聞いてみると夢と希望とか言い出す変人枠です。さらにはデートシーンで何かして欲しいことはないかと訊ねると、結婚して欲しいとかストレートに言ってきます。
  • 南陽佳(左から2番目)
    • ギャル枠。幼少期に主人公と知り合いでしたが、再び会った時にはギャルとして豹変していたという流れです。JKの流行など瞬時に変わるものであるためJK=タピオカという記号は2019年を反映していることが分かります。未だにタピオカ啜ってるJKとかいるのかしらね?デレ期になると主人公を妄信し、主人公が何をしてもカッコいいと述べるさすおに展開となります。
  • 築島つくし(真ん中)
    • 小動物系アホの子枠。考えていることが独り言になって出てしまい全て他者に聞かれたり、うまく喋れずにモニュモニュした挙句噛んでませんよと自爆し、さらにはイキナリ鬱モードに入るという情緒不安定っぷりを発揮してくれます。主人公との間接キスにコダワリがあるようで、たい焼きをのどに詰まらせてペットボトルを貰うと間接キスだと喜び、デレ期にはあーんをした後のスプーンにむしゃぶりつきおかわりをねだるという個性。
  • 宇佐川雪子(右から2番目)
    • バブミヤンデレ。当初は主人公のことをひたすら甘やかす姉的ポジションとして登場し、ひたすらバブバブヨシヨシしてきます。会話のキャッチボールができておらず主人公の言うことを何一つ聞かず、バブミの押し付けをしてくるというキャラ設定になっています。好感度が上がるとヤンデレ度が増していき、既読スルーをしたと主人公を問い詰めてくるのです。SNSに振り回される典型的面倒くさい系キャラ。
  • 王城茉莉愛(右端)
    • ブルジョワ富裕階層お嬢様。主人公のことを様付けで呼ぶという記号でお嬢様度を表現。遊園地デートに行くと、いつもは貸切だから他人がいると珍しいとか言い出します。乗り物よりもヒーローショーに興味があるようでいの一番に行きたいと言い出します。デレ期になると豊満な身体を活かしてあててんのよをしてきます。
  • 総括
    • プロモーション版ではテキストの断片を見せることでキャラクターの個性を消費者に提示するものでしたが、奇人変人のキャラクター表現とテンションのみで押し切る文章となっていました。特にシナリオにテーマの無い学園モノのキャラゲーは日常描写からキャラの魅力を引き出さねばならないので非常に扱いが難しいと思います。プロモーション版の時点でこれらのヒロインを攻略したいと思うかどうかと言われれば、微妙かもしれません。

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