雑録

【発売前予想】2019年8月発売 新作ノベルゲームの趨勢について【下馬評】

2019年8月も終わろうとしていますが、如何お過ごしでしょうか。
今月のノベルゲーの読み物系統は不作といっても過言ではありません(8月のジンクス)。
主要な作品としてはフルプラのキャラゲーが1本、分割商法ピンヒロイン物が2本です。
それぞれ原画がウリで萌木原ふみたけななかまい、あゆま紗由が競います。
個人的には「ロケ地」をテーマにし川越及び東武東上線を推す『ろけらぶ』に注目。
埼玉県観光課はアニメで観光振興を図っており川越はアツい地域となっています。
ラズベリーキューブも川越でしたしね。
 

2019年8月のメニュー

『ろけらぶ -Location Love- 電車×同級生』 (FrontWing、2019-08-30)

  • 東武東上線におけるツン系クール少女との登下校を楽しむ作品
    • 分割商法に完全にシフトしてしまったFrontWingのピンヒロインモノ。タイトルに「ロケーション」と入っている通り、川越市の景観を重視したシナリオが展開されていきます。本作品はろけらぶシリーズでは2作目であり、東武東上線がメインとなっています。学校では孤高を気取る高嶺の花であるヒロインと登下校の電車の中だけでは仲良くなっていくという限られたシチュエーションでのフラグ構築が見どころとなっています。体験版の時点でヒロインの在田川鳰さんがなぜ孤高であるかが明らかにされており、視点交換ザッピングの内面描写において主人公くんに惹かれていく様子も眺めることができます。東武東上線の車窓を見ながら繰り広げられるヒロインとの情交はなかなか楽しいものがあるので、2019年8月発売の読み物系統の作品の中では一番のおススメです。電車通学のイベントや、田園や山地を走る電車の車窓がたくさん出てくるといいなと思っています。




 

『若葉色のカルテット』 (Lump of Sugar、2019-08-30)

  • 萌木原先生の原画集だけでどこまで戦えるか。
    • ケモ耳王族少女たちとの学園寮生活を送ることが主眼となっていますが、シナリオやテキストは平坦で単調気味です。一応、ケモ耳王女が留学ではなく祖国からの追放であることが匂わされており、これをどう転がせるかでシナリオの面白さは変わってくるかと予想されます。ただ、本当にこの作品はシナリオよりも原画師がウリであり、萌木原先生のキャラ立ち絵とCGで勝負をしてきています。原画ゲーのためキャラ造形が重要視されてくると思うのですが、汚女・夢見がちドリーマー・ゲーム廃人とヒロインにあまり魅力を感じることができなかったのも確かです(あくまでも個人的な見解)。良かったのは達観しているクール系ケモ耳炉利くらいかもしれません。ケモ耳好きか、萌木原先生のファンが主要な購入層となるかと推測されます。




 

『アマアネ -My Sweet Sister-』 (Campus、2019-08-30)

  • あゆま紗由原画の甘やかし系イチャラブお姉ちゃんゲーだが、サブヒロインの方がかわいい
    • 最初から好感度マックス!ひたすら主人公くんを甘やかす包容力あるバブミ系お姉ちゃんがウリのキャラゲーキャラゲーといっても関係性変化をじっくりと描く方針ではなく、抜きゲーよりとなっています。それにも関わらず主人公くんが煮え切れないので、序盤は退屈なテキストを読んでいくことになります・・・。二人の関係性としては、両親の再婚により義姉弟関係となり、ネット電話で交流を深めるうちに好感度マックスとなったのだそうな。個人的には人見知りで再婚に不安を抱いていたヒロインが如何にして主人公くんと家族の絆を育むことになったのかを描いてくれた方が面白そうなんじゃない?と思ってしまいます(テキトーな発言)。
    • そして、サブヒロインの方が圧倒的に可愛い。能力高い系の変人ぼっち枠なのですが、部室を間借りする主人公くんとだけは、これまでに長い時間を過ごしてきたわけです。変人ぼっちとは言えに人間関係に寂しさを感じることもあったでしょう。そのような中で自分と接してくれる主人公くんに対しては、ひとかどの感情があったはずです。キャラ紹介のキャッチコピーも「お前も物好きな奴だよ。私なんかと友人になるなんて」という台詞であり、あきれ半分なフリをしながらも、私と友人になってくれて嬉しいという気持ちが溢れているではありませんか。好感度マックスなダダ甘のお姉ちゃんよりも、断然サブヒロインの方が可愛いんだよなぁと。このサブヒロインがどのようにシナリオに関わってくるかが気になるところです。