(1)高利貸帝国主義~銀行の資本力~
- ①特徴
- ②1870年代の動向
- ④1890年代の動向
- ビスマルク体制下では国際的に孤立していたが、ドイツのヴィルヘルム2世が世界政策を展開すると孤立が解消される。⇒ロシアと露仏同盟・イギリスと英仏協商を結ぶ
(2)帝国主義フランスの内政
①1870年代の動向
②共和派VS反共和派
- 1887~89 ブーランジェ事件
- 元陸相ブーランジェが右翼・保守勢力に支持されて政権奪取をねらった事件
- 1894~99 ドレフュス事件
- 内容…ユダヤ系軍人ドレフュス大尉に対する冤罪が共和国の存亡をかけた対立へと発展した事件。1894年にドレフュスはドイツのスパイ容疑で終身刑となったが96年に真犯人が判明した。しかし軍が証拠を捏造したことが明らかになったにも関わらず、再審請求の道は開けなかった。そのため作家のゾラが告発を行うと、左右両派に分派し、共和国の存立を問うこととなった。
- ドレフュス派(知識人・学生・共和派)…人権と民主的共和政を守る
- 反共和派(軍部・右翼・反ユダヤ派・カトリック)国家の秩序と安定を優先
- 影響:急進社会党の結成(1901)…ドレフュス事件に際し共和派諸派が結集して成立。地方農民と都市の小市民(商工業者)が支持基盤であり、人権擁護と政教分離を綱領に掲げる。
- 終結:1899年に大統領の特赦により政治的決着がつけられた(1906年に最終的に無罪)。
- 内容…ユダヤ系軍人ドレフュス大尉に対する冤罪が共和国の存亡をかけた対立へと発展した事件。1894年にドレフュスはドイツのスパイ容疑で終身刑となったが96年に真犯人が判明した。しかし軍が証拠を捏造したことが明らかになったにも関わらず、再審請求の道は開けなかった。そのため作家のゾラが告発を行うと、左右両派に分派し、共和国の存立を問うこととなった。