1.フランス二月革命
(1)二月革命
(2)第二共和政(1848~52)
- ①臨時政府の樹立
- ②1848年の推移
- 4月 男子普通選挙…フランス革命で土地所有者となっていた農民が、社会主義化によって土地を失うことを恐れたため、反労働者の立場についたため、穏健共和派が多数を占める。社会主義勢力は惨敗。
- 5月 五月暴動…ブランキらの無政府主義者が政府の転覆をはかるが失敗に終わる。
- 6月 六月暴動…国立作業場の閉鎖が決定されると労働者たちは暴動を起こすがカヴェニヤック率いる政府軍に鎮圧される。→以後穏健共和派が国内を指導。
- 12月 大統領選挙…ラマルティーヌ、カヴェニヤック、ルイ=ナポレオン(ナポレオンの弟の息子)が大統領の座をめぐり争う。ルイ=ナポレオンがナポレオン伝説を利用し、保守化した議会に対する民衆の反発を吸収して大勝。
- ③1851年クーデタ
- 軍部を掌握したルイ=ナポレオンが1851年12月にクーデタを起こす。議会を武力で解散し、12月末の国民投票で圧倒的多数で承認され、独裁権を握った。
2.三月革命
(1)オーストリア
- ①ウィーン三月革命
(2)プロイセン
- ②フランクフルト国民議会(1848年5月~)
- 全ドイツの統一と憲法制定のため立憲議会が開催される。
- ドイツの統一をめぐる論争が勃発
- 大ドイツ主義…墺領内のドイツ人地域を含めてドイツの統一を進めようとする考え。多民族国家オーストリアの非ドイツ人地域の分離独立につながりかねないため、墺政府はこれを拒否した。
- 小ドイツ主義…普を中心に墺を除いてドイツの統一を進めようとする考え。最終的に国民議会は小ドイツ主義に傾くことになる。
- 1849年3月、小ドイツ派が、自由主義憲法を採択した上で、プロイセン国王にドイツ皇帝への就任を要請。
- →普王フリードリヒ=ヴィルヘルム4世は、革命派から王冠をうけられないとして拒否。
- 1849年6月、武力弾圧により解散させられる。