1.ロシア革命
(2)十一月革命(露暦十月革命)
- ①二重権力状態 …臨時政府とソヴィエトが並立し、国内に二つの権力が現れる。
- ②1917年4月 スイスからレーニン帰国「四月テーゼ」(すべての権力をソヴィエトへ)
- ④1917年9月 コルニーロフ将軍の反政府反乱の鎮圧にボリシェヴィキが協力。勢力が全国に拡大。
(3)世界初の社会主義政権
- ①内政
- ②外交…「平和に関する布告」が受け入れられなかったため、秘密条約を暴露しドイツと単独講和。
- 1918年3月 ブレスト=リトフスク条約…ポーランド・フィンランド・バルト地方をドイツに割譲して講和。
2.ドイツ十一月革命と大戦の終結
3.ヴェルサイユ体制
(1)パリ講和会議
- 中心人物はロイド=ジョージ(英)、クレマンソー(仏)、ウィルソン(米)
- ①会議の原則:1918年1月に発表されたウィルソンの「14カ条の平和原則」→米国主導の国際秩序の構築
- 秘密外交の廃止、海洋の自由、関税障壁の廃止、軍備縮小、欧州諸国民の民族自決、植民地問題の公正な解決、国際平和機構の設立など
(2)ヴェルサイユ条約 ドイツとの講和条約 in パリ郊外ヴェルサイユ宮殿
- ドイツは全ての植民地を失う
- アルザス・ロレーヌをフランスに返還(普仏戦争でプロイセン領)
- ポーランドなどに国境地域割譲(ポーランド回廊)ダンツィヒを自由市、ザール地方連盟管理下
- ラインラントの非武装化
- 軍備制限 → 徴兵制廃止、陸軍10万人以下、海軍大幅制限、戦車・軍用航空機・潜水艦の保有を禁止
- 巨額の賠償金支払い → 1921年に1320億金マルクと決定!
cf.ドイツ以外の講和条約
- オーストリア → サン=ジェルマン条約
- ハンガリー → トリアノン条約
- オスマン帝国 → セーヴル条約
- ブルガリア → ヌイイ条約