1.エジプト文明 「エジプトはナイルのたまもの」 by ヘロドトス
(1)統一国家の成立
(2)エジプト古王国~中王国
- ①古王国 都:メンフィス
- クフ王(在位2554頃~前2531頃)の時代にギザの第1ピラミッド(世界最古最大)を建設。
- →天体観測・土木建築・測地などの技術が発達。十進法の使用。ゼロの概念は知られず。
- 第6王朝崩壊後、地方勢力が割拠し、国内が乱れる。
- クフ王(在位2554頃~前2531頃)の時代にギザの第1ピラミッド(世界最古最大)を建設。
- ③エジプト神権政治の特徴
(3)エジプト新王国
2.末期王朝と異民族支配(クシュ王国→アッシリア→サイス朝→アケメネス朝→アレクサンドロス帝国)
4.エジプトにおけるイスラーム諸王朝の興亡
(2)トゥールーン朝(868~905)
- 概要
- アッバース朝によってエジプト総督大理として派遣されたトルコ系軍人イブン=トゥールーンが自立して建てた政権。シリアにも領土を広げた。
(3)ファーティマ朝(909~1171)
(4)アイユーブ朝(1169~1250)
- ①建国:ファーティマ朝の宰相でありクルド出身のサラーフ=アッディーンが1169年に自らが支配者となって、1171年にファーティマ朝を滅ぼし、スンナ派を復興させる。
- ②VS第3回十字軍:1187年にイェルサレムを奪回するとこれを契機に第3回十字軍が発生。英王リチャード1世と攻防を重ね、1192年の休戦協定でシリアの大部分を確保した。
- ③経済:アイユーブ朝は紅海の交易権を確保し、イクター制をエジプトに導入して経済を安定させた。
- ④VS第6回十字軍:アイユーブ朝はトルコ人奴隷兵マムルーク軍団を強化しており、第6回十字軍がエジプトを襲った時、この軍団が活躍して十字軍を撃退した。
- ⑤滅亡:1250年、マムルーク軍がクーデタを起こし、アイユーブ朝は消滅した。
(5)マムルーク朝(1250~1517)
- ①建国:1250年マムルーク軍団がアイユーブ朝の君主を廃して権力を掌握し、奴隷出身のマムルークが代々のスルタンになるマムルーク朝を起こす。
- ②税制:アイユーブ朝から引き継いだイクター制を一段と整備
- ③イスラームの中核都市としてのカイロ…モンゴルに蹂躙されたバグダードに代わり、イスラーム世界の内外を結ぶ国際交易の中心となる。
- カーリーミー商人…11世紀以降、カイロを拠点に紅海、インド洋の香辛料貿易を独占した商人。香辛料はイタリア商人にアレクサンドリアで売却された。
- ④イスラーム世界の盟主…アッバース家のカリフをカイロで擁立し、メッカを保護。
- ⑤バイバルスの活躍…モンゴル軍を撃退し、十字軍勢力をシリアから駆逐する。
- ⑥衰退…14世紀以降、度重なる凶作とペストの流行で人口が激減し、社会の活力が喪失する。
- →1517年、オスマン帝国のセリム1世により滅ぼされる。
5.エジプトの近代化
(2)ムハンマド=アリーのエジプト近代化政策
- ①内政
- ②外政
- c.第二次エジプト=トルコ戦争(1839~40)
6.エジプトの独立
- ①独立までの道のり
- ②イスラーム勢力の伸長