1.メディア(前8C末~前550)
- イラン人最初の国家。新バビロニアと組んでアッシリアを倒すがアケメネス朝により滅亡。
2.アケメネス朝ペルシア帝国
(1)建国期
- 2代カンビュセス2世(位前530~前522)
- 前525にエジプトを征服し、オリエント再統一。
(2)アケメネス朝の統治政策
- ①中央集権的な統治
- 地方支配…帝国全土を20の州に区分し、総督(サトラップ)を任命して統治させる。
- 総督監視…「王の目」、「王の耳」と呼ばれる監察官に州を巡察させ、総督を監視し地方を支配。
- 交通整備…中心都市スサから小アジアのサルデスまで「王の道」を建設し駅伝制を整備。
- 巨大王宮…ダレイオス1世以来3代かけてペルセポリスを建設。宝庫、ハーレム、謁見の広間、列柱殿の遺跡、豪華な大円柱や浮き彫りなど壮大。アレクサンドロス大王により破壊されてしまう。
- ②民族融和…服属民族の伝統・慣習を尊重。
(3)アケメネス朝の社会
- ②経済
- 金貨・銀貨の発行。フェニキア人やアラム人などの商業活動を保護。
(4)アケメネス朝滅亡までの流れ
- 前5世紀前半…ペルシア戦争に失敗するもアケメネス朝の支配は揺るがず。
- 前4世紀…内紛により衰退。
- アレクサンドロス大王の東征 (ダレイオス3世VSアレクサンドロス大王)
3.アレクサンドロス大帝国
- ディアドコイ戦争(前330~)…アレクサンドロス大王はアケメネス朝のダレイオス3世をイッソスの戦い・アルベラの戦いで破り滅ぼすが早世し、後継者を争うディアドコイ戦争が勃発。
4.セレウコス朝シリア(前312~前64(63))
- アレクサンドロスの部下セレウコスを祖とするアジア地域を支配したギリシア系王朝。前250頃バクトリアとパルティアが自立。以後シリアを支配していたがローマのポンペイウスに敗北。