1.プラグマティズム
- プラグマティズムとは何か?
- 現実の生活や行動に際して有用な知識や科学的思考を重視する思想。
- 新しいものを生み出す創造的知性にもとづき個人の自由と社会の確立を目指す。
- パース…プラグマティズムの創始者。形而上学を批判し、「行動」を基準にして、ものごとを考える。
- プラグマティズムの格率…ある概念の「意味」を明瞭化するためには、その概念が対象におよぼす「効果」を考えよということ。概念の意味を観念的に考えるのではなく、その概念に従って「行動」した時にもたらされる「実際の結果」によって明確にせよという規則。
- 具体例…「硬い」という概念 ⇒「叩く」(行動) ⇒「壊れない」(効果)
- プラグマティズムの格率…ある概念の「意味」を明瞭化するためには、その概念が対象におよぼす「効果」を考えよということ。概念の意味を観念的に考えるのではなく、その概念に従って「行動」した時にもたらされる「実際の結果」によって明確にせよという規則。
2.民主主義の実現と幸福【デューイ】
- 知性とは何か?
- 生活における問題とその状況を把握し、問題の解決に向かって行動を導く能力
- 知性は「問題解決」のための「創造的知性」
- 道具主義
- 知識・概念・理性は、現実の人間生活から離れて存在する永遠不変のものではなく、生活の中での矛盾や困難を解決していく「道具」だとする考え。
- 実用主義と価値観
- 唯一絶対不変の価値というものはなく、価値は多様で個別的である。
- 一つの価値観で全てを支配することは、根本的に民主主義に反する。
- デューイと教育
- 問題解決学習…教科書の智識を暗記させるような教育ではなく、生徒みずからが仮説を立て、それを試行錯誤することにより検証するという学習方法。