SSSS.DYNAZENON 第2回「戦う理由って、なに?」の感想・レビュー

南夢芽回。両親が不和で姉を亡くしたことが人生に影を差している少女の話。
男を呼び出しては約束を破っていたのはそのことに起因していた。
操縦訓練に律儀に参加していたのは誰かに必要とされることで他者需要願望を満たすため?
夢芽の事を純朴に信じた主人公に対して罪悪感が生じ、飛行訓練中に謝罪する。
一方、バイトのため訓練をサボった主人公の家へガウマさんが訪れる。
人が良い母親は男に騙されているフラグ、バァちゃんは老衰死亡フラグが立っている。

他者需要願望による自己肯定感とか

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  • 南夢芽の家庭事情
    • 第2話にしてヒロインの家庭背景にスポットが当てられます。南夢芽は男を呼び出してはすっぽかすことで校内でビッチ呼ばわりされる少女でした。しかしそれには理由があり、家庭環境がガタガタだったのです。言い争いをする両親、小学生の頃に死んでしまった苦手だった姉。おそらく姉はハイパー超人系であり、比較された夢芽はコンプレックスを持っていたのではないかということが匂わされています。そんな夢芽の罪悪感を刺激するのが主人公であり、騙されたことを疑わない純朴な瞳は夢を責め立てるのでした。また夢芽はガウマさんからその力が必要とされたことにより、気だるげながらも律儀に訓練に参加。身につけた飛行能力で主人公とランデブーにしゃれ込みます。ハイコレ、ロボットバトルのアンチテーゼ。バトルしたことによって町を破壊して被害者を生んだことが強調され、それを直接見ておきたかったと夢芽に言わしめるのです。そして謝罪とか家庭環境とか諸々を主人公に告白。1期のグリッドマンの男主人公は空気であり結局は百合的な話になったので、2期の主人公がちゃんと主人公するのかが問われそうです。
    • 一方バイトのために訓練をサボった主人公の家へガウマさん侵入。一緒に風呂に入って、一緒に飯食って、一緒に寝ます。主人公の家庭は母子家庭であり、母親に言い寄る男の影がちらついています。そのため主人公は自立を求めるのですが、父性が欠乏しているのもまた事実であり、ガウマさんの中に一種の男性像を見たのでした。主人公のマミーは男に騙されやすいような性格として描かれ、バァちゃんは老衰が深刻なように描かれています。主人公VS母親に言い寄る男の対決がどのように描かれるのか楽しみ。
    • そしてロボットバトルパート。怪獣優性思想なるものを抱く4人のメンバーがガウマさんたちの敵役として現われ、抗争していくような構図となります。ガウマさんも最初はそっち側だったんじゃね?というのはさすがに深読みしすぎですかね。

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