雑録

SSSS.DYNAZENON 第12回「託されたものって、なに?」の感想・レビュー

問題を抱える少年少女が怪獣使いとの戦いを通して精神的に成長し乗り越える話。
母子家庭の再婚、姉の不自然な死、無職ニート不登校に折り合いをつけていく。
怪獣使いは怪獣使いで主人公サイドのキャラに執着しており散り際に吐き散らしていく。
過去から来たガウマさんは最後の力を振り絞りラスボスを倒して散っていく。
主人公たちは人として守らなければならないものとして約束・愛・友情を託された。

世の中には人として守らなければならないことが3つある

f:id:r20115:20210620072104j:plainf:id:r20115:20210620072109j:plain

  • 姫様はガウマさんに友人を作らせようとした説
    • 社会に何らかの不満を抱いている人々が、人類は愚かという結論に達すると、怪獣優生思想の適性を得て怪獣使いになってしまうのかもしれません。主人公たちガウマさんサイドはそれでも人類側に残った人々と考えられるでしょう。だからこそラスボスバトルで主人公がインスタンスドミネーションを使えたのではないでしょうか。すなわち、主人公たち全てが怪獣使いになってしまうという要素を孕んでいたということ。しかしながらガウマさんとの出会いにより友情を得て現実に留まることができたというように感じられました。怪獣使いサイドの人々は現実に見切りをつけ怪獣に吸収され、最後の戦いに臨みますが、主人公サイドへの執着としてものすごいものがあります。主人公たちも一歩間違えれば、怪獣しかないという方向に闇落ちする可能性を示唆しており、主人公たちの第二の姿だった可能性があります。
    • それでも主人公たちが現実に残れたのは、友情という心の拠り所があったから。家庭や社会に問題を抱えていても友人がいれば乗り越えられるのでしょう。怪獣使いとの一連の戦いを経て絆を深めた仲間たちは、それぞれがラスボスバトルの後に問題を乗り越えていったことがエピローグで提示されます。主人公は母子家庭の再婚問題、メインヒロインは姉の死、無職ニート氏は過去の女との清算と就職、不登校少女は個性の確立と排除の肯定。第1話からガウマさんが世の中には人として守らなければならないことが3つあると説いていましたが、まさにそれは友人(友情)だったのだ!ということが匂わされています。ガウマさんにダイナゼノンを託した姫様もガウマさんに友人を作って欲しかったんじゃないかなと。主人公たちは壮絶な戦いを通してガウマさんと同じ傷痕を共有することになり、友情を深めたのでした……と最終回が幕を閉じます。

f:id:r20115:20210620072134j:plainf:id:r20115:20210620072114j:plain

f:id:r20115:20210620072139j:plainf:id:r20115:20210620072129j:plain

SSSS.DYNAZENON 感想まとめ