SSSS.DYNAZENON 第4回「このときめきって、なに?」の感想・レビュー

学内で良くない噂をされている自称「おかしい」少女に関わる決意をする話。
主人公は一緒に怪獣と戦う同級生の少女が気になり始めていた。
しかしその少女は男漁りをしているという悪い評判が立っていた。
主人公も一度その餌食になっており、少女自身も自分がおかしいと自称していた。
それ故、関係性を深めることを躊躇していたのだが、少女の言葉に突き動かされる。

†「やれることはできるだけやっときたいって思うよ。手遅れになる前に」

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  • 死んだ姉の幻影を追い求める少女
    • 主人公は一緒に怪獣と戦う同級生の少女が気になり始めていました。訓練中、少女が不在であることから集中力を欠き、弛んでいると評されてしまいます。さらに少女の不在が人と会うためだと知ると、男漁りをしているのではないかと疑心暗鬼に駆られるのです。実際には少女は自分の死んだ姉の情報を求めて、合唱部のOG/OBを訪ね歩いているだけでしたが、一度裏切られている少年は素直に信じることができなかったのです。加えて敵キャラも転校してきて怪獣は人の心が生み出しているフラグが立ったりなんだリ。何かと急展開で気苦労を重ねた主人公は、訓練中に水没して風邪気味になったのを悪化させてしまいます。そこへガウマさんに促されて少女がお見舞いに来て、色々と会話を重ねます。
    • 主人公の心を打つことになるのは、少女の心意気。多分少女は姉を亡くしていることから後悔を抱えているのでしょう。そんな感情が、「やれることはできるだけやっときたいって思うよ。手遅れになる前に」という言葉に端的に表れているのです。バトルパートでは、主人公のロボットパーツを受け取り戦場に駆けつけた少女でしたが、代理で乗った不登校中学生ではやはり操縦がおぼつかず、再び舞い戻って主人公を回収して、今一度バトルを挑みます。最終的には今回も危なげなく敵を撃破。主人公は少女の言葉である「やれることはできるだけやっときたいって思うよ。手遅れになる前に」を反芻し、自分も少女の姉の情報探しをやりたいと申し出るのでした。世間の評判とか、一度裏切られたとかそんなの関係なく、少女と関わる決意をした瞬間でした。

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