雑録

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第6話「ふたりの花道」の感想・レビュー

才能に胡坐をかき努力することを怠り煌めきを喪失した京都人の話。
日舞の家元の家系である花柳香子は血統によりもたらされた才能を枯らしてしまう。
一方で香子の使用人であった石動双葉は努力を続け、ついに香子を凌駕する。
ずる賢く立ち回る事しかしてこなかった香子の手には何もなかったのである。
今回のバトルでは香子と双葉が対決することになり香子を奮起させることになる。

家柄と血統に与えられた機体性能だけで勝ってきた少女の限界

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  • 能力に依存した才能だけでやってるプレイヤーが壁にぶつかった時
    • 知識や技術というものは、積み上げられたノウハウというものがあり、ある程度の所まではカネと時間をかければ上昇します。世襲による知識・技術の継承は、集約化という点で効率的であり、幼少期から仕込みを行うことで高いスペックを生み出します。重ねられた家柄・血統によって、もう既にスタートが違うのです。そんなわけで家元の家系に生まれた花柳香子は家から与えられた初期値によって結果を示しチヤホヤされてきたのです。しかし能力に依存し才能だけでやっている人間にはいつか限界が来ます。狭き門のエリート学校では才能がある上に努力を怠らない怪物たちでひしめいており、香子の能力など所詮地方どまりのものだったのです。
    • 一方、幼き頃から香子の使用人であった双葉。香子について行くために必死で努力を重ねてきました。そのたゆまぬ努力はついに高2になって開花し、香子をも凌駕したのでした。さらに才能あふれる同級生に教えを請い、さらなる能力の上昇を見せる双葉。そんな双葉に対し香子は、役を譲ってくれとのたまう始末でした。
    • 自らにつき随っていただけの存在であった双葉が今ではもう既に自分よりも高みに昇ってしまったことに遅まきながらに気付きショックを受ける香子。虚栄心を傷つけられ、もう学ぶものはないと京都に帰るムーブを醸し出すことで、他者の気を引こうとします。しかしそんな魂胆見え見えな振る舞いは空しいばかりでありました。そんな香子に火をつけることになるのが本作品のレヴュー、すなわち殴り合いだったのです。暴力やはり暴力は全てを解決する。力こそパワー。
    • 今回のバトルでは香子と双葉が戦うことになります。香子に「分からせ」を行うのが双葉であり、香子は防戦一方。厳粛なバトルの最中ですら、騙し討ちとずる賢さで出し抜こうとしており何も分かっていないのです。しかしながら最後の最期で血統と家柄のパワーが発動し、才能が勝利をもたらします。この戦いを通して香子はいかに自分が機体性能に依存していたかを痛感することになります。戦いが終わった後、あれほど怠惰であった香子は心機一転。更なる高みを目指して覚醒したのでした。

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