小林さんちのメイドラゴンS 第6話「合縁奇縁(片方はドラゴンです)」の感想・レビュー

トール以外のドラゴンずの日常回。ルコア、ファフニール、カンナの日常が描かれる。
ルコアと翔太は某型月作品の征服王との関係を想起させるような関係。
ファフニールは隷属させるあだ名呼びを滝谷に許していることが描かれる。
カンナは相変わらず才川が百合百合しい感情を見せる散歩回であった。

トール以外のドラゴンの人間界での過ごし方

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  • あだ名呼びをめぐる話と百合要員才川
    • まず翔太とルコアの関係性。自分よりもはるかに偉大なルコアを使い魔とした翔太のコンプレックスが描かれます。その様子はまさにウェイバーと征服王を想起させるものです。未熟であることを自覚する翔太は、ルコアに対してなんとか主導権を握ろうと知恵を巡らせますが、悉く失敗に終わるというオチ。翔太は流れで小林さんとトールに相談しに行くことになり、そこでルコアの過去と特性を聞かされることになるのです。ルコアは一カ所にとどまれる気質ではなく居場所を求めていたものの、その定住する居場所にこそ翔太がなっているのだ!ということが判明。翔太の未熟ながらも努力する姿はルコアの心を打ち惚れこむ要素ともなっているということで、ウェイバー征服王の関係をおねショタにしたような感じ。
    • つづいて滝谷とファフニール。実家から親が来るので同居しているファフニールを何とかしたい滝谷が翔太に相談するという展開。そこで普段滝谷が何気なくしているファフ君呼びが実は仰々しいものであったが分かります。なんとあだ名呼びをすることで、滝谷はファフニールに隷属関係を構築できるというのです。そして翔太から魔法の玉を貰い、これで両親の実家訪問問題は解決だね☆となりかけるのですが……滝谷は主従関係など拒否し、魔法の玉をファフニールにあげてしまうのでした。ファフくんは何だかった言って滝谷と信頼関係で結ばれていたのだというワケ。
    • 最後は百合要員才川。クラスメイトがイキっている姿を見て啖呵を切ってしまい、川が合流する地点まで行き写真を撮ってくることに。軽率な発言を後悔する才川にカンナは自分も同行すると言い出し、ピクニック感覚で遊びに行くことになります。川沿いを散歩しながら百合百合しい関係に悶える才川を眺めることができれば大勝利となります。川沿いを散歩するのってなんかいいよね!という描写が丁寧になされており和みます。途中で水浴びをしているドラゴン形態のエルマを目撃した才川は昂奮するも、カンナのファインプレーでその正体は隠されることとなります。クラスでの報告会でも才川にカンナはCG,ARとツッコミを入れ隠匿するというオチになります。

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