ウマ娘「メイショウドトウ」シナリオの感想・レビュー

ドジで要領が悪く自己卑下ばかりするが絶対に投げ出さない諦めの悪い少女の話。
メイショウドトウは何をやっても失敗ばかり。いや失敗どころか被害をさらに拡大。
そんなドトウの心の拠り所となっているのが世紀末覇王テイエムオペラオー
失敗しても常に堂々と覇王の風格を誇るオペラオーの姿はドトウに勇気を与える。
またドトウは過去に努力で大成したGⅠウマ娘に感化されており不屈の精神を手にしていた。
諦めの悪さを長所とし見なし、ドトウを支えてあげればフラグは成立!
自己卑下ばかりしていたドトウが(少しだけ)自信を得たシーンは感涙必至である。

メイショウドトウのキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 前半はテイエムオペラオーメイショウドトウの絆のおはなし
    • メイショウドトウは極度のドジっ子。何をやらせても失敗ばかり。シナリオの冒頭はのっけからオペラオーの教室机を破壊してしまう所から始まります。泣きべそをかきながら必死に直そうとするものの、手を加えれば加えるほど酷くなっていくという惨劇。変りはてた机を見て絶望するドトウの前にオペラオー登場。怒られるかと思いきやオペラオーは自分の備品を壊されたことなど全く問題にせず、平常運転で自分の美に酔います。これを契機にオペラオーはメイショウドトウを併走トレーニングなどに誘うようになっていきます。
    • ドトウにとってオペラオーは心の支えとも言うべき存在でした。入学初日にオペラオーはスッ転んでしまい、ドトウは自分だったらメンタルクラッシュしていたであろうと回顧します。しかしオペラオーは全く気にせず、実に堂々と世紀末覇王たる振る舞いをして見せたのでした。このオペラオーのつよつよメンタルにドトウは尊崇の念を感じ、憧れの気持ちを抱いたのでした。しかしながらドトウはオペラオーとの併走トレーニングの際も失敗ばかりしてしまいます。
    • けれどもドトウは決して諦めることなくどんなに要領が悪くとも愚直な努力を続けていきます。ドトウが頑張れるのには理由があり、それはトレセン学園に入学する事にもなった契機。幼少のドトウは、とあるGⅠウマ娘に影響を受けていたのです。そのウマ娘は失敗ばかりであったが、努力を重ねることで成果を上げたのだと語り、ドトウの諦めない心を育んだのです。
    • そんなドトウの諦めの悪さを長所として認めてあげればフラグは成立。オペラオーとの対決の際、ドトウは足を滑らせいつものように失敗しかけるのですが、ここでドトウはトレーナーさんから貰った「諦めの悪さは長所」という言葉に支えられます。一時の失敗でメンタルを崩すことなく態勢を立て直し、オペラオーに食らいつくことができたのでした。レース後、オペラオーは観客に対しドトウの素晴らしさを語り、絆度をさらに高めていくことになります。またトレーナーさんもドトウに惚れ込み、担当ウマ娘になって欲しいと告白するのでした。

 

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  • 後半は自己卑下ばかりしていたドトウがトレーナーさんの支えで自信を得る
    • 上記の経緯により担当になったトレーナーさんでしたが、ドトウは遠慮ばかりして心を開いてくれません。ドトウの力になりたくて担当になったのに、担当になったが故に迷惑をかけたくないと遠慮されるなんて本末転倒だろ!?トレーナーさんはドトウと心の距離を埋めるために迷惑をかけてもいいということをじっくり教えていくことになります。
    • その姿勢はドトウに対し、もしかしてトレーナーさんはそういう趣味の人なのかと思わせてしまうほど。ドトウが自己卑下してアパレルショップに入れずに逃げ出した際には、(ドトウがロングスカートだとはいえ)ウマ娘に追いつくほどの執念を見せます。こうしてドトウはトレーナーさんと着実に信頼関係を構築し、砂浜トレーニングの際には、ドトウの方から花火に誘うまでに成長します。
    • しかしここでもドトウの要領の悪さが発動!穴場のおススメスポットに行こうとして迷子になってしまうのです。ショックで泣きべそをかくドトウですが、タイミングよく花火が打ちあがります。実はアクシデントによって花火は休止状態になっており、迷子になったからこそジャストタイミングで見ることができましたというオチ。こうしてひと夏の思い出により、ドトウは(少しだけだけど)自分に自信を持つことが出来るようになりました。トレーナーさんとの親密度は更に高まりイチャラブ的ハッピーエンドを迎えます。

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