【感想】ラブライブ!スーパースター!!第8話「結ばれる想い」【レビュー】

ポニ子回(下)。案の定、葉月恋が勝手に拗らせを発症し自分を追い込んでいただけだった話。
少子化が進む中、音楽専科では高校の経営は成り立たず恋のママンの出身高校は廃校となってしまった。
恋のママンはそれを惜しんで廃校を復活させるが旦那の協力を得られず離婚(別居?)、過労死してしまう。
葉月恋は学校アイドル部だった母の意志を継ごうとするが痕跡が何一つないため邪推に陥る。
ママンにとって学校アイドル部は黒歴史であり葬り去りたい過去だったのではないかと。
それ故葉月恋はスクールアイドルを目の敵にしてきたのだが、実際はそんなことは無かった。
恋のママンの足跡は、学校アイドル部の部室にきちんと保管されていたのだ!
全校生徒の前でポニ子の思い込みを解消したかのんは統合の象徴として葉月をアイドル部に誘う。

ポニ子。自分の思い込みにより勝手に拗らせていただけだった。

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葉月恋の母親は音楽専科の高校で青春を過ごしましたが、その学校は廃校となってしまいました。少子化が進む中、音楽専科の学校では経営が成り立たないのは自明でしょう。それ故、葉月恋の母親は学校を復活させた際、音楽科に合わせて普通科も設置したのでした。しかし元・伝統的な有名音楽学校というプライドを音楽科の生徒たちは自負しているわけで、ナチュラルに普通科を見下していました。また学校の生徒募集には特色ある学校としてアピールしていかなければなりません。通常なら普通科は進学実績で生徒を募集するわけですが高1しかいない現状ではそれもできないため、葉月恋は音楽特化による生徒募集に舵を切ろうとします。生徒募集は文化祭が大事!ということで、音楽科主体の文化祭を強行しようよしたのです。しかしこれは葉月恋の独断専行で経営者の承認を得たものでも何でも無かったため上手くいくわけも無く学校は分断と分裂に追い込まれてしまったのでした。
 
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プライドが高く普通科を見下す音楽科と、それをやっかむ普通科。溝は深まっていく一方です。葉月恋の拗らせを解消するには、ママンが学校アイドル活動を後悔していたのではないと証明しなければなりません。かのんたちは必死で学園の記録を漁り、最終的に部室の物置で記録を発見します。そのノートには廃校になってしまったものの青春を賭けたアイドル活動には何ら後悔していないことが綴られていました。全校生徒の前で勝手に自縄自縛状態になっていたことを証明されてしまう葉月恋よ……こうして葉月恋は学校アイドル部に対する認識を転回。文化祭も音楽科と普通科で一致団結して進んでいくことになりました。(全校集会の場面を引きで見ても、1学年しかいないせいか生徒数少ないと思ってしまいますよね)。最終場面ではかのんが葉月さん呼びから恋ちゃん呼びに変えてスクールアイドル部への入部を誘います。これまた大衆の前で決断することを迫られる葉月恋。葉月恋がアイドル部に加入することにより、普通科と音楽科を結び、統合の象徴となったのでした。
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