プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2 Menu5「背中合わせの光と闇〜迷いと決意のシュラスコ〜」の感想・レビュー

ラスボスの狙いがユースティアナ(ペコ)の根源的絶望だということが明らかになる話。
キャルの指輪を媒介に空間転移を発動させぺコリーヌを玉座の前に召喚したラスボス。
その愉悦はユースティアナ(ペコ)の顔が苦痛に歪むことであり傷口に塩を塗って弄ぶ。
アニコネ1期でペコ達を見逃したのも、より深い絶望を与えるためであったことが判明。
今回もまたぺコリーヌが闘志を折らなかったため見逃されることとなる。
それ故、ペコが本当の意味で絶望しない限りは負けとならないのだが……
そうするとラスボスバトルまでは辿り着けるが、主人公がペコを庇い死亡してしまうのである。
ぺコリーヌはここで根源的絶望に陥り、ラスボスの目論見通り、果実が熟することになる。
即ちどうあがいてもデッドエンド直行フラグまっしぐらでペコが絶望する未来が確定している。
その確定バッドエンドを乗り越えさせるのが現実世界におけるヒロインとの絆なのでしょう。

確定バッドエンドループを打ち破るヒントは現実の絆

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何回繰り返しも主人公くんがペコを庇って死亡してしまう
  • ユースティアナの根源的絶望とは
    • レイドボスバトルで勝利目前となった束の間、キャルの指輪を媒介にぺコリーヌはラスボスによって空間転移させられてしまいます。玉座の目前でラスボスと対峙することになったペコリーヌは敵の真意を聞き出そうとするのですが……。ラスボスの目的はペコリーヌの根源的絶望であり、そのために逆ONEして存在忘却を発動し、ペコリーヌの大切な家族や王宮の人々からその記憶を忘れさせたのだとか。そして王宮放逐後に、新たに築いた関係性も忘却させてやろうかと脅してきます。気丈に振る舞っていたぺコリーヌですが、その言葉に精神が動揺し、シャドーに飲み込まれそうになります。しかし主人公を始めとする皆との絆を想起することで復活。今はもうユースティアナではなくペコリーヌであることを受け入れ、王女としてラスボスをも慈しむのです。それこそ王家の器というものでしょう。それを見たラスボスはペコリーヌの根源的絶望は時期尚早と判断。ペコリーヌにより深い絶望を与えるべくより多くの絆を結ばせるため三度ペコリーヌを見逃すのでした。キャルはラスボスによりぺコリーヌとの絆を深くさせるための装置。ペコキャルすればするほど愛着が深まり、最後にキャルが裏切ることで絶望マックスと言うワケ。さらにラスボスバトルでは絶対に勝つことが出来ず、主人公がペコリーヌを庇って死ぬことで、根源的絶望に陥ることが確定しています。これをどう乗り越えるのかがアニコネの面白さのでしょう。たぶん、おそらく。

 

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ゲーム内世界でのフラグ構築により想起される現実での絆
  • 確定バッドエンドと現実での絆
    • 今回のお話では、現実での絆により奇跡を起こすことが提示されました。プリコネの世界観はリアルでプレイしていたゲームの中に没入してしまい、ゲーム内キャラが自分であると錯覚させられている状態のようです。そんな中、カスミのうつしみとしてキーリが登場。現実でのカスミは主人公くんの後輩で、花壇荒らし事件を一緒に解決した仲であり、キーリとはその時に保護した猫であったことが判明。このリアルでの絆を主人公くんが認識したことにより覚醒が進み、新たな力を得るという展開です。このことから考えると、ヒロインごとにリアルで主人公くんと関係性があって、ゲーム内でヒロインとフラグ構築することにより現実での絆を思い出し、それによって主人公が強化されて、最後に皆でラスボス倒すっていう流れになりそうじゃない?
    • そんなわけでキーリのエピソードによりカスミとのフラグ構築を進めた主人公は、その能力を強化させ再びレイドボスバトルへ。そこへラスボスから放出されたペコリーヌが(都合よく)舞い戻ってきて、主人公からのバフを受けた必殺技をお見舞いし撃破に成功。ペコリーヌの帰還とレイドボスバトルの勝利に涙するキャル。それを抱き締めるペコリーヌ。ペコキャル百合友情がさらに深まって幕を閉じますが、ペコキャルすればするほどラスボスの目論見に嵌っているという罠。残り話数でラスボスは倒せるのだろうか。全キャラを磨り潰しながらラスボスを弱体化させるとかいうパターン?

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ペコキャル(1)
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ペコキャル(2)