明日ちゃんのセーラー服 第5話「いっぱい知りたいなって」の感想・レビュー

生き物観察少女:大熊実さんと共にクラスメイトの人間観察を行う話。
大熊さんは入寮初日に森の中で主人公姉妹が虫と戯れる姿を目撃する。
以来主人公に目を付け遠巻きに観察していたが蛇事件を契機に知己を得る。
ノート作りに共通点を見出した二人はクラスメイト達を観察することに。
しかし主人公はことあるごとに観察対象に気付かれてしまう。
嘆息する大熊さんだが実は自分もまた主人公に観察バレしていたというオチ。

人間観察という体裁でクラスメイトをどんどん紹介していく

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虫めづる姫君
  • 一人ひとりとの関係性構築を描いていたら尺が足りないよね
    • 今回のお話は人間観察。生き物好き少女大熊さんとタッグを組みクラスメイトを観察していきます。大熊さんは入寮初日に森を探索していたところ主人公姉妹を発見。二人が虫と戯れる美しさに心惹かれ、主人公の観察を始めることとなります。勘の鋭い主人公は誰かの視線を感じる様子。そんな二人が声を交わすきっかけとなるのが蛇事件。アオダイショウを素手で難なく掴む大熊さんとその蛇を可愛いねといって愛でる主人公。静かな場所に連れて行き森へお帰りを行うことで親密度が増します。そして二人は研究ノートをつけているという共通点があることが分かり、クラスメイトの観察を一緒にするという流れ。
    • 登場するクラスメイトは炉利、百合バレー部カップル、腹ペコ乳牛、青森。特にB-partでは青森にスポットライトが当てられます。何でも青森は入試の際に主人公と出会っていた模様。青森はノコノコと中学入試を受けたら受験会場には高偏差値美少女たちがウヨウヨしており自分があまりにも場違いであると感じ過敏性腸症候群を発症。会場から離れたトイレで腹痛に苦しみ薬をキメているとハンカチを忘れていたことに気付きます。踏んだり蹴ったりで絶望感を抱く中、そこに救いの手を差し伸べてくれたのが主人公だったのです。さり気なくハンカチを渡す所から始まり、共感を示すことで緊張をほぐし、更にはハンカチを返すのはまた後ででいいと言ってくれるのです。次会う=すなわち合格しろということ。これによって奮起した青森は見事合格したのでした。
    • 青森はずっとハンカチを返したくて主人公と接触する機会をうかがっていたのですが、主人公は青森のことに全然気づいていません。屋上で叫んでいるところを見つかってようやく再会しハンカチを返すことができたのでした。こうしてイイハナシダナー的に終わるかと思いきや最後のオチ。人間観察を終えて下校する主人公と大熊さんでしたが、そこで主人公がコソコソ観察されていたことに気付いていたと暴露。大熊さんは人間観察中、主人公のせいで見つかってしまうと思っていましたが、自分もまた主人公に見つかっていたと綺麗にオチることになります。

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炉利と腹ペコ
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バレー部員
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青森

感想まとめ