プリンセスコネクト!Re:Dive ユニ(聖学祭) 第1話「陳述書と擬体運用青空教室」の感想・レビュー

世界の真理に触れたが故にセカイから修正されてしまうユニちゃんの虚無と孤独を埋める話。
作中の舞台がゲーム内の世界であり創られた箱庭であるという事に気付いたユニちゃん。
しかし世界の謎に到達するとセカイから修正力が働きなかったことにされてしまう。
ユニちゃんの目的は知る事そのものであったため修正力は弱まり記憶は保持された。
だがユニちゃんの主張は誰からも相手にされず、孤独と虚無を味わうことになる。
いくら知ることそのものが目的といっても根暗陰キャぼっちはとても辛い。
そんなユニちゃんの心のスキマを埋めるのが主人公くんであり、ユニちゃんはデレる。
ユニちゃんが1オクターブ声を高くして「……だけどね?」するシーンは必見である。

ユニちゃんの孤独と虚無を埋める主人公くんに対し、ユニちゃんがデレるシーンは破壊力抜群!

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  • 真理に到達したが故に孤独に陥るユニちゃんの寂しさ
    • アニコネ2期3話のユニちゃん回及びキャラストの真行寺由仁シナリオは、メタ的な作りになっていて、世界の真理に触れたが故に、セカイから修正されてしまう様子が描かれました。そのせいでゲーム内セカイのユニちゃんは事実上学界から追放されるカタチとなり、誰からも理解されない孤独に陥ります。現実世界のリアル真行寺由仁も根暗陰キャぼっちであることを踏まえると、その寂寥感は凄まじいものがあったことでしょう。
    • そんなユニちゃんの寂しさを埋めるのが主人公くんの存在。主人公くんは「同志」と呼ばれ、ユニちゃんの精神的支柱となっていましたが、今回は「共同研究者」にまで昇進。何もできないと困惑する主人公くんに対し、ユニちゃんはただ自分の話を聞いてくれればいいと縋るのです。まさに今回の見どころは、ユニちゃんが孤独に耐えきれなくなるところと言えるでしょう。
    • ユニちゃんは常日頃から真理そのものよりも知る事が大切で学びが大事と主張しており、それが故にセカイからの修正も免れ、このセカイが箱庭であるという記憶を維持できているわけです。しかし誰からも理解されないというのは余りにも辛く、虚無。耐えきれなくなることもあるでしょう。そんなユニちゃんの孤独と虚無感に対し、心のスキマを埋めるのが我らが主人公くんというワケで……。主人公くんがいてくれるからこそ、ユニちゃんが信奉する虚無的な学びが報われるのだとデレるわけですね。普段は婉曲的な表現を好むユニちゃんが、ストレートにデレてくるシーンは破壊力抜群です。

以前、言ったはずだぞ。君はただ傍にいてぼくの話を聞いてくれるだけでいいんだ。ぼくの学びは、ぼくの為のものだ。元より誰かに伝える意図も野心もありはしない。……だけどね?もし誰かひとりでも耳を傾けてくれる味方がいてくれるなら――。ただそれだけで、ぼくの学びも報われる気がするんだよ。感謝してる。いつもありがとう。

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