【感想】リコリス・リコイル 第3話「More haste, less speed」を見た。

過去の栄達に固執していた少女が左遷された現状を受け入れ未来へ進む話。
ライセンス更新のために本部へ赴く千束に便乗し、復帰の直談判を目論むたきな。
だが孤児たちの集団が居住する本部は想像以上にガラが悪い連中の集まりであった。
左遷されたたきなは嘲笑の対象であり喧嘩っ早い千束は実戦でワカラセすることに。
一方たきなは孤児である自分がやっとの思いで手に入れた居場所を完全に喪失し愕然とする。
そんなたきなを肯定し励まし必要とするのが千束!ハグからの抱っこグルグルはグッとくる。
千束の言葉により過去を乗り越え現在を受け入れたたきなは未来をこの手で掴み取る!
実戦訓練に遅れて駆けつけると千束との連係プレイを炸裂させ過去の執着にグッバイした。

「今は次に進む時。失うことで得られる物もあるって。居場所はある。まだ途中だよ。チャンスは必ず来る!」

抱擁によりたきなを肯定する千束

ライセンス更新のため本部へ赴くこととなった千束。これを聞きつけたたきなは本部への復帰を直談判するため千束についていくことになる。だが本部で二人を待っていたのは、心無い陰口と嘲笑であった。千束は電波塔事件の過去を蒸し返され、たきなは味方殺しと嘲られる。さらにたきなは煽られた挙句自分の居場所はもう既に無くなっている事実を知り愕然とするのであった。

ショックで立ち直れないたきなに対して千束は真実を告げる。銃の取引をめぐる一連の事件は、本来なら侵されてはいけない本部のAIがハッキングを受けたためであり、それを上層部に報告できないのでたきなのせいにされたのだと。たきなは自分がトカゲの尻尾切りだということを思い知り理不尽に抗議しようと息巻く。そんなたきなを千束は抱擁。さらには弱っているたきなが欲しがっているだろう言葉を次々と与えながら抱っこしてグルグル回るのである。このシーンが今回の一番の見どころとなっており百合好きな皆様におかれましては是非見て欲しい一コマ。

千束の言葉は徐々にたきなに浸透し、ついには過去の呪縛を振りほどいて立ち上がらせるのだ。千束が実戦でたきなを嗤った二人をボコボコにしている最中、覚醒したたきなが押っ取り刀で参戦。かつて自分を殴ったリーダーにグーパンしかえすと得意の射撃で圧倒するのであった。その帰路、ついにたきながデレる。過去の栄達に縋っていたたきながお店の人々との道を選び取り千束を名前呼びするシーンは、よくあるパターンだと分かっていても泣いてしまうね。たきなさん3話でデレ化し千束堕ち。

たきなが欲しい言葉を与えながら抱っこしてグルグル回る千束
たきなが覚醒するシーンを太陽光で表現する演出
たきなさんデレ化。ちさたき仲良しエンド。

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