【感想】連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ 第8話「あの日々を忘れない」を見た。

アイラに惚れ込むミラーシャがその相棒エリーに対抗意識を燃やす話。
なぜミラーシャがアイラに惚れているのかその理由が描かれることになる。
アイラの曲が落ち込んだり失敗したりした時の支えになっていたのだ!
ミラーシャはいのりの琴の伴奏でアイラの持ち歌を高らかに歌い上げる。
アイラに憧れるだけであったミラーシャが自分の目標を持てた瞬間である。
さらにシナリオは戦時下における音楽の有用性の話へと展開されていく。
使い魔に導かれ夜の神社に赴いたジニーは自分のファンのウィッチに遭遇する。

ミラーシャ回。アイラに憧れるだけであったミラーシャが自分の目標を見出す!

アイラの愛人の座を巡ってエリーと張り合うミラーシャ
  • エリーに対抗意識を燃やしたり、いのりにせがまれて歌を披露してあげたりするミラーシャかわいい
    • 今回のシナリオはミラーシャ回。ミラーシャのかわいさがふんだんに描かれます(あとの見所はいのりの琴の演奏がジニーの声優さんによるものだったこととジニーが神社で出会ったウィッチの尻の描写)。まずはミラーシャがアイラの相棒エリーに勝手に対抗意識を燃やしていきます。アイラの過去描写でエリーは看護婦だったことから、怪我をしたアイラと共に長年の時を過ごしたのでしょう。看護婦であったことから日常スキルも高く炊事に掃除に薪割りと全てにおいて敗北を喫します。ついにはストライカーでの飛行勝負にまで発展しますがお約束通りミラーシャはゴール直前で入水して敗北するのでした。
    • いつも一生懸命だけど空回りしちゃうミラーシャ。しかしながらその一生懸命さが周囲のみんなを明るくしているのもまた事実であり、チームに良い影響を与えていました。ではどうしてそんなにミラーシャは一生懸命できるのか。その背景にあったのがアイラの歌であったというわけ。故郷を焼け出され軍に入ったミラーシャは失敗ばかり。落ち込むことや泣きたいこともありましたが、そんな時にはアイラの曲に励まされ何とか辛い現実と戦ってきたのです。そしていのりに対しては世話焼きな側面が発動。アイラの曲を歌って欲しいとせがまれればそれに応じ、いのりが琴を弾く際にはそれに歌で合わせます。いのりの琴を伴奏に高らかに歌い上げる中でミラーシャは自分の目標を確たるものとします。アイラに憧れて追っかけばかりをするのではないと。
    • 以上により今回はミラーシャを通して音楽のちからが描かれたのですが、これがミラーシャ個人だけではなく戦時下における音楽の有用性に展開されていきます。皆が寝静まった夜半、ジニーは使い魔に導かれ神社に赴きます。そこで地元のウィッチと遭遇するのですが、なんと彼女はジニーのファンだったのです。普通ウィッチたちはネウロイと戦うことで人類を守るけれども、戦時下における鬱屈を晴らすことは出来ないと音楽が持つちからを言葉で表現するのです。このウィッチは任務中であったためすぐにお別れとなりますが、ナイトウィッチの特別なイディオムを教わり、離れていても繋がっているエンドとなります。
    • そうそう。あと今回のお話で特に話題になったのは声優さんによる琴の演奏。なんとジニーの中のヒトは多彩な技能を有しており、その中の一つに琴があって、それが作中でいのりの伴奏として披露されるのです。脚本的にはいのりに琴の演奏をねだっているのがジニーなので、自分のキャラで自分の琴を聞かせてというシュールな絵面になってしまっていますが、それでも純粋にスゲーと思いました。最近の声優さんは声の演技だけでなく、顔出しして歌って踊れることが求められるのに、さらにセルフマネジメントとして多彩な技能が求められるかと思うととてつもない職業だな。
ミラーシャの執念はついにストライカー競争にまで発展
如何にしてミラーシャはアイラのファンになりしか
アイラに憧れ追いかけるだけであったミラーシャの新たな目標
水着回だけでなくお風呂回でもあり浴衣回でもある
戦時下における音楽の有用性について

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