【感想】メイドインアビス 烈日の黄金郷 第9話「帰還」を見た。

火葬砲で奈落のルールを書き換えファプタが成れ果て村に入れるようにする話。
成れ果て村はイルミューイの犠牲により創られた呪われた村であった。
イルミューイの末子ファプタは母の願いを果たすべく村人の殲滅を試みる。
成れ果て村は母の胎内であるため生み出された娘のファプタは入ることができない。
母の子宮に回帰するためには奈落のルールを書き換える火葬砲が必要だったのだ。
そんなレグたちに村の脅威をオートで排除するジュロイモーが襲い掛かる。
逡巡するもレグは火葬砲を使うことしか選択肢が無くついに発射してしまう。
こうして村の護りは破られファプタ参上。ついに母の怨みを果たすべき時がやってくる。

イルミューイの末子ファプタ 母の悲願である村人の殲滅まで王手をかける

ワズキャンの真意は成れ果ての村になど無いことを見抜くリコ
  • 壊滅の危機にある成れ果て村だが、寧ろワズキャンのねらいからすると村の去就はどうでもいいのか
    • ナナチを救う為にワズキャンに煽動されファプタの一部を手に入れて来たレグ。しかしベラフはイルミューイの子どもを食べたことで狂ったので、その末子であるファプタの身体の欠片など見たら壊れてしまう。では何故ワズキャンはファプタの身体を取ってくるよう唆したのか。その一端が明かされることになる。ワズキャンの真意を見抜いたのはリコ。ヴエコの話からワズキャンの人物像を把握したリコは、成れ果て村を作ることがワズキャンの目的ではないと見抜くのだ。ワズキャンはまだ冒険を諦めていないのだと。ではワズキャンはどのようにして探究を続けようとしていたかと言えば、欲望の揺籃をリコに使わせて現況を打破せんと意図していたのだ。村から出られなくなってしまったワズキャンはずっと打開策を探していたのであろう。
    • リコの推理によりワズキャンの真意が暴かれ、ファプタに村を襲撃させることに迷いが生じる。だからこそレグに思考の時間を与える間もなくジュロイモーに襲撃をさせたのかと思われる。ジュロイモーはイルミューイがヴエコの深層心理から生み出したもので、村の脅威を排除する存在なのだとか。レグの角度が良すぎるという台詞からして、全てがワズキャンの仕込みだったかのように思えてきてしまう。こうしてレグは火葬砲を使うしかない状況に追い込まれ、ついに発射。奈落のルールは書き換えられて、イルミューイの膜は破られた。ファプタにとっては母から託された悲願であった村人の殲滅を果たすチャンス。呪詛の言葉を吐き宣戦布告したファプタが今、村人たちに襲い掛かる。果たして村人は全員殲滅されてしまうのか。ナナチはどうなるのか。ワズキャンの目論見通りになってしまうのか。成れ果ての村編も本当に山場。
ワズキャンにパンツを被っていることを指摘されるヴエコ
ファプタによる村人殲滅戦が今、始まる
ファプタはプルシュカのことを知っていたのか?

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