【感想】連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ 第11話「わたしとみんなのうた」を見た。

使い魔との別離によりウィッチで無くなったジニーの葛藤と別離を描く話。
ジニーは使い魔を仲間の下に返したことによりウィッチでなくなってしまった。
自分の存在意義を喪失したジニーは音楽隊を離れ農家を手伝うことになる。
収穫も終わり冬に閉ざされた12月、ジニーは地元に帰ろうとするのだが……
汽車の中で人々が音楽隊の歌を歌う姿を見て自分の気持ちと向き合うこととなる。
ジニーがこれまでの過去を回想し、自分の意志で音楽隊へ戻る決意をするシーンには泣いた。

ジニーがいたからこそ音楽隊が結成され、ここまで成長したんだ!

置手紙一つで音楽隊を去るジニー
  • ジニーが音楽隊を離れたとしても
    • 使い魔を解放したことによりウィッチでなくなったジニー。音楽隊から離れる決意をし、置手紙一つで除隊してしまう。突然の別離により意気消沈する音楽隊のメンバーは、さらにガリア解放式典が一部の特権階級にしか開放されないことにもまたガッカリする。戦争に傷ついた人々への慰安が目的であった音楽隊が体のいい戦争プロパガンダと化した瞬間であった。それでも隊員たちはジニーのことを想いながら公演の準備を進めていく。いつでも帰ってきていい様に。
    • 一方で音楽隊を離れたジニーは労働力として農家を手伝うことに。子どもたちの面倒を見て、家畜を世話して、農作物の収穫を手伝う日々。そして12月になり農家の繁忙期を終えると、ようやく故郷へ戻ることとなる。だがその汽車の中で人々が歌っていた歌はかつて音楽隊で自分が歌った歌であった。ここからこれまでの音楽隊での日々が回想されていく。ウィッチになったから音楽隊としてやってきたジニーがウィッチでなくなっても音楽隊と関わりたいと願った瞬間であった。こうして自分の主体的意志決定を示したジニーは音楽隊へと舞い戻る。ガリアへ向けた飛行機が出発する寸前、ジニーは滑り込むことに成功する。ジニーはウィッチのままであったら転属命令が出ており前線送りにされることが決まっていたため、ウィッチで無くなったことが寧ろ良かったのかもしれない。ウィッチでなくても音楽隊に関われることはグレイスさんの事例もあるし。だがシナリオ的に使い魔が戻ってきて再びウィッチになるフラグも漂っているので最終回どうなるんだろーねという感じ。
ジニーがいなくてもジニーがいる前提でガリア公演の準備を進める隊員たち
汽車内で音楽隊の歌を聞き、自分の居場所を確信するジニー