【感想】連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ 第9話「星と共に」を見た。

ジョー回。音楽は一部の有産階級にではなく大衆全般に届けるという話。
戦時下における慰安を目的とした音楽隊の公演は各地で高い評価を得た。
だが戦線から遠く離れたアメリカにおいて音楽はエンタメになっていた。
さらにはそのエンタメを享受できるのは一部の富裕層のみであった。
労働者階級出身のジョーは公演を親しい住民に見せられない事を残念に思う。
この状況を打破するためウィッチたちは空一面のパフォーマンスを行う。

音楽は何のためにあるのか。誰のために音楽を届けるのか。

大家族の口減らしと仕送りのため12歳で軍隊に入るジョー
  • アメリカにおける労働者階級と娯楽としての音楽
    • 全てのウィッチたちはネウロイと戦うため軍隊に駆り出され兵士として戦争に協力しなければならない。だが少なからず戦闘に向いていないウィッチたちも存在する。彼女らの掃溜めと見なされていたルミナスウィッチーズだが、音楽による戦時下の慰問という目的を掲げ、戦争によって傷ついた人々の心を音楽により癒していく。そうした活動は次第に評価を受けるが、戦線から遠いアメリカでは別の問題が浮上する。戦争を目の当たりにしていないアメリカでは音楽はエンタメであり、音楽隊もまたその一つとして見なされていたのだ。さらにその娯楽産業を享受できるのは一部の富裕層のみ。労働者階級にとって舞台公演など縁遠いものだったのである。
    • アメリカ出身のジョーは労働者階級の生れであり大家族の口減らしと仕送りのために軍隊に入った。音楽隊の一員として成功し地元でも公演を行うことになったが、家族はともかく世話になったご近所さんたちの分まで座席を確保することなどできない。ジョーの家族は地域住民へ配慮し公演を見ないことを選択。音楽は一部の特権階級のものではないと考えた音楽隊はニューヨークの空へと舞い上がる。空全体でパフォーマンスを行い全ての階級に演芸を届けようとしたのであった。ジョーの家族やご近所さんも音楽隊の芸能を楽しめて良かったねとなる。最後はエリーの故郷ガリア解放のお知らせでエンド。戦争による破壊からの復興を音楽を通して描くのかな?
ニューヨーク公
労働者階級にも音楽を届けるためNYの空の上を飛び回るウィッチたち
エリーの故郷ガリア解放のお知らせ

ルミナスウィッチーズ感想まとめはコチラ


アニメ関係の記事はコチラ