【感想】メイドインアビス 烈日の黄金郷 第10話「拾うものすべて」を見た。

ベラフからのナナチ解放&ファプタとレグの出会いが描かれた話。
ファプタの成れ果て村への侵入をきっかけに覚醒したベラフはナナチを解放する。
だがミーティーは村外へ出れば消えてしまう存在であり2度目のさよならをする。
一方火葬砲の反動で昏睡していたレグが目を覚ますと村はファプタに惨殺されていた。
レグはファプタを止めるために戦闘となり、二人の出会いが回想されていく。
ファプタにとってレグは将来を誓いあった仲だったのだ。忘却されればショックも当然。
断片的に去来するファプタの過去の姿にレグは涙するがその隙を付け込まれてしまう。

ファプタにとってレグは将来を誓い合った関係だったのにレグはそれを忘れ思い出せない

2度目のミーティーの別れとピギムゥたちからの贈り物
  • ミーティーとの再度の別れ編
    • ファプタが成れ果ての村に侵入したことにより落とし前をつける意志を示したベラフ。ナナチとミーティーの所有権は放棄されており自由の身となる。さらにナナチには過去の記憶が匂いにより付与された。解放されたナナチは逡巡するがベラフの下を離れることにする。しかし膜から出れば成れ果て村で作られたものは消えてしまうのでありミーティーもまた同様。ナナチはミーティー本体と別れを告げた時と同じように再度の別れを告げる。ナナチが抱える壺からミーティーが消え去っていく場面は儚さを感じる。またベラフの下にいた小動物の成れ果て達が消滅を厭わず追いかけてきてナナチに贈り物を託す。村外の遺物で作ったものなので消えないとのこと。無理しやがってお前ら……。あと何でナナチは全裸だったんだい?

  • まだワズキャンの思惑は謎
    • 前回リコの推測により安寧の為に成れ果て村を作ることがワズキャンの目的ではなく、さらなる探索を目指していることが暴露された。ワズキャンはリコに欲望の揺籃を使わせようとしていたが、成れ果て村をもまた何かの手段の一つとして見なしているようであった。そもそもベラフはナナチの交換条件としてファプタを挙げておらず、それを言ったのはワズキャンであり、ベラフはファプタの一部など見たら発狂してしまう。火葬砲で村の結界を破壊させ遠まわしにファプタを招き入れたのもワズキャンであるし、その目的は一体何なのか。ベラフやワズキャンは村の器官っぽいからその役割から解除されるためには村の崩壊が必要だったとか?そして拘束されたままのヴエコ。ヴエコの娘がイルミューイならファプタは孫なのでヴエコと顔を合わせるのを防いでいるのか。

  • レグVSファプタ~二人の出会いの回想~
    • 今回のメイン。火葬砲の反動による昏倒から目覚めたレグが見たものは惨殺された村人の姿。ファプタを止めるためバトル開始。記憶を取り戻せないレグだが、視聴者には二人の出会いの回想シーンがお届けされる。二人が出会ったのはガブールンが行動不能に陥りファプタが危機になった時であった。下層から上層への移動中であった過去レグはその危機を救いガブールンが目覚めるまで守り抜いたのである。ファプタが語尾に「そす」を付けるのも過去レグが気品を要求しガブールンが指導したため。さらに過去レグからは身につけていた装備の一部をプレゼントされていた程であった。ファプタとの交流の中で、その呪われた運命や生存理由を知った過去レグ。成れ果て村には人々の営みや文化があることを知った上でなお殲滅の意志を持つファプタに、そこからの解放を誓い旅立つ過去レグ。そこまで約束しておいて何もかも忘れましたでは、そりゃファプタもショックを受けるよ。現レグがプルシュカの白笛を用いてパワーアップしたのもファプタの精神を逆撫でする。結局ファプタを組み敷くことに成功するが、断片的にしか記憶を取り戻すことができない。その罪悪感の隙を突かれた現レグは拘束を抜けられ攻撃を食らってしまうのであった。
拘束されファプタによる惨殺ショーを見せられるヴエコ
ファプタに懐かれる過去レグ
鉄の雨を防ぐためにフォルムチェンジするワズキャン
ファプタを原罪から解放する約束をする過去レグ
ファプタを組み敷くが忘却の罪悪感による隙を突かれるレグ

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