アニポケ 第125話「セミファイナルⅣ 『衝撃』」を見た。

今回の戦いをバトルの集大成とし引退予定だったシロナさんがそれを撤回する話。
シロナさんは研究に専念するためマスターズトーナメントを最後の戦いと見ていた。
だがサトシさんとの戦いの中でこれまでの冒険を想起しバトルの熱を取り戻す。
血沸き肉躍る戦いを通して王者ではなく挑戦者だった過去の自分を取り戻すのだ。
タマゴから孵したフカマルを連れガブリアスまで進化させていったかつての日々。
ヒンバスを釣り上げミロカロスにまで育て上げた若き日の残影を思い返していく。

血沸き肉躍る戦いの中でバトル熱を滾らせるシロナさん

メガルカリオのきしかいせいにやられるガブリアス

研究者でもあるシロナさんはマスターズトーナメントをポケモンバトルの集大成と位置付け引退の契機と捉えていた。シロナさんのバトルスタイルはチャンピオンとして非常に戦略性の高いもので、搦め手を特徴としていた。バトルの前半ではそれが功を奏し次々とサトシさんのポケモンを沈めていくが、サトシさんの武勇に触れる中で次第に血を滾らせ、バトルの楽しさを噛みしめていく。キョダイマックストゲキッスを倒され最後のガブリアスを出した時、熱い執念で肉弾戦の応酬を繰り広げることとなる。シロナさんはメガルカリオを窮地にまで追い込むが、結局は「きしかいせい」で返されガブリアスは倒され敗北する。
 

炉利シロナさんのフカマルヒンバスたちとの日々

今回の見所は何と言ってもシロナさんの若き冒険の日々。これまでの放送でシロナさんが一生懸命タマゴからフカマルを孵した日々が描かれたが、今回はそれの続編。フカマルを連れて旅した記憶が想起されていく。挑戦者としてポケモンバトルに挑みフカマルガブリアスまで進化させていった道のり、冒険の中で地域調査を行い謎に立ち向かった日々、ヒンバスを釣り上げミロカロスまで育てた思い出等々。落ち着いた妙齢の女性に成熟したシロナさんであったが、サトシさんのバトルは若き頃の情熱を滾らせたのであった。こうしてシロナさんはポケモンバトル引退宣言を撤回。再び研究もバトルも追い求める日常に回帰した。

フカマルの進化
ガブリアスとの遺跡調査やポケモンバトルの日々