【感想】水星の魔女 第6話「鬱陶しい歌-A Gloomy Song-」を見た。

エランくんはエラン様本体の複製4号であったが最後にスレッタから個として認知され救われて死ぬ話。
水星の魔女の攻略対象はありのままの自己を認めて貰えておらずそれを承認されると攻略される構図。
ミオミオ然りグエルくん然り4号くん然り、皆が皆スレッタに本当の自分というものを認められるのだ。
強化人間4号くんはスレッタにより単なるエラン様のコピーではなく確かに愛されていた過去を思い出す。
スレッタはいつまでも来ない4号くんを待ち続けるというビターエンドで終わるが確かに救いはあった。

4号くんは処分されてしまったがスレッタにより個を認められており確かに救いはあったのだ

エラン様本体と強化人間4号くん
  • エランくん5号がどのような反応をするのか楽しみではある
    • 前回の放送でエランくんは強化人間4号であることが判明した。彼は機体操縦の副作用への苦悩をスレッタと分かち合いたかったのだが、彼女の機体は性能が高く副作用で苦しんでいないことに気付くとさぁ大変。今までの好感度が全て怨恨に転化しスレッタに襲い掛かってくることになる。スレッタは好意を抱いていた男性の突然の変貌に戸惑うが、正妻の叱咤によりウジウジ悩んでいないで正面から向き合う決意をする。スレッタはエランくんが怒った理由を誕生日に求めていたため、今日があなたの誕生日と言わんばかりにハッピーバースデーの歌を公共の電波に乗せて歌う。この歌が4号くんに救いをもたらす契機となる。強化人間のナンバーズはクローンではなく、別の個体を原型であるエラン様の顔に整形しているだけであった。そのため強化人間4号くんには別の人生の過去があったのである。スレッタのハッピーバースデーの歌は、4号くんがまだ4号くんに成る前の記憶を呼び覚ます。そこに映し出されたのは貧困な環境であり粗末であるが誕生日ケーキで祝ってもらっていた自分。確かに自分は誰かに愛されていた過去があったのだ、また未来ではスレッタと愛し合うことができると示唆される。以上により4号くんは救われた!だがエンディングはハッピーエンドではなくビターエンド。4号くんは救いを得たが処刑されることは変わらず、スレッタはいつまでも現れない4号くんを待ち続ける……という演出で次回に続くことになる。

ハッピーバースデーの歌
確かに4号くんには救いがあったのである
処刑される4号くんといつまでも来ない4号くんを待ち続けるスレッタ
父親に勘当されキャンプを始めるグエルくん(学費は払って貰った)

水星の魔女感想まとめ