【感想】水星の魔女 第23話「譲れない優しさ」

嫁と姑の喧嘩。ミオリネが義母となるプロスペラに対しエリクトだけでなくスレッタも愛せと説教する話。
最終決戦となりクワゼロに挑む。スレッタがエリクトを引き付ける隙にミオリネはクワゼロに乗り込む。
プロスペラママンとエリクトは自分たちの業を知るためスレッタだけは巻き込まずに遠ざけようとした。
だがスレッタはたとえ見捨てられたとしても家族として母を愛し悲しみを癒したいと奮起する。
またプロスペラママンにはミオリネの家族としての説教が飛びスレッタもきちんと愛してやれと諭す。
こうしてクワゼロの野望は打ち砕かれたが議会連合は全て無かった事にするためビーム砲で消し飛ばそうとする。
その脅威から皆を庇ったのがエリクトinエアリアルであり、その身を犠牲にしてスレッタたちを救った。
(その裏でジェターク家の異母兄弟は壮絶な兄弟喧嘩を繰り広げておりグエルの愛がラウダを救った)

プロスペラが義母となるミオリネは家族の立場からスレッタの事を愛してやれと説く

義母となるプロスペラに対し家族としてスレッタを愛せと言うミオリネ

水星の魔女も最終局面。プロペラママンのクワゼロ計画を止める為、スレミオメンバーたちがラスボスバトルに挑む。スレッタがエリクトがガンダムバトルしている最中に、ミオリネ一行がクワゼロに停止コードを打ち込むという作戦である。壮絶な戦いが繰り広げられる中、宇宙要塞内部の中への侵入に成功したミオリネたち。だがそこへプロスペラママンが直々に立ち塞がる。停止コードを変えられてしまったミオリネたちは苦境に立たされるが、ミオリネは一から解読する方法に切り替える。ここでトマトの伏線が回収され、ミオリネママが娘のために込めた遺伝子メッセージが暗号を解くカギとなっていたのだ。母の愛を知ったミオリネは、結婚先の相手としてプロスペラママンにも立ち向かう。スレッタと結婚すればプロスペラは義母となるため他人事ではいられない。家族としてプロスペラに説教をかますのだ。プロスペラは学園に帰ればスレッタには仲間もいるため幸せになれると思い込んでいた。そのためスレッタを愛すればこそ遠ざけ、データストームの中でしか生きられないエリクトのために行動しようとしたのである。そんなプロスペラに対しミオリネは、スレッタにも母の愛が必要であり、母ならばスレッタのこともちゃんと愛せと唱えるのである。プロスペラの後輩おばさんや5号さんの活躍によりプロスペラを物理的にも止め、ミオリネはクワゼロを停止することができた。だがそこへ襲い掛かる議会連合。全てを消し飛ばし無かったことにするため超巨大ビーム兵器を放ってくるのである。これを止めるのがエリクトであり、最後の力を振り絞りエアリアルと共にビーム砲から皆を守ったのであった。
 

グエルの愛がラウダを包み込み異母兄弟の絆が育まれた

壮絶な戦いが繰り広げられている一方で、もう一組の家族でも喧嘩が発生していた。それがジェターク家の異母兄弟による兄弟喧嘩。グエルくんは父親殺しの罪を自分一人で背負おうとしていたが、お兄ちゃん大好きなラウダくんは一緒に罪を背負いたかったのである。グエルくんが父殺しを隠したのではなく自分を頼ってくれなかったという事実によりラウダくんは闇落ちし、お兄ちゃんに襲い掛かってきたのだ。そんなラウダくんに対してグエルくんが取った方法とは、愛で弟を包み込むこと。自らの命を省みず機体を貫かれながらもラウダくんを抱き締める。そしてガンダムを機能停止にしてパーメットスコアの呪いからラウダくんを解放すると、グエルくんはそのまま散っていった……かに見えた。だがここで救世主としてフェルシーちゃんが駆けつける。グエルくんもラウダくんもフェルシーちゃんによって一命を取り留めたのだ。まさにジェターク家にとっての救いの女神がフェルシーちゃんだったんだね。

機体ごと愛で包み込むグエルお兄ちゃん
グエルくんの命を救った超ファインプレーのフェルシーちゃん

その他見どころ満載

エラン5号くんの活躍
自らの命と引き換えにスレッタたちを守ったエリクト
エンドカードはジェターク兄弟

水星の魔女感想まとめ