ぼっち・ざ・ろっく! 第5話「飛べない魚」の感想・レビュー

ライブにでるためのオーディションをパスするため奮闘する話。
初めてのバイト代を得る後藤さんだがハコ代として徴収されてしまう。
だがこれでライブには出られると気を取り直すものの店長からダメだしを食らう。
一生仲間内で仲良しクラブやっとけとの無慈悲な言葉が結束バンドメンバーを切り裂く。
しかし無条件でライブに出られないだけで審査をパスすれば良いと知る。
虹夏からライブへの想いを婉曲的に語られた後藤さんはその才能の片鱗を覚醒させる。
これまで個人の承認欲求に囚われてた後藤さんが仲間全体の承認欲求に変わる所は最大の見せ場!

「このままバンド終わらせたくない!」からの足バーン→ギュッの流れは秀逸

ゴミ箱後背位からの正常位服従プレイ
  • 後藤ひとりの仄かな覚醒
    • バンドメンバーが集まり、新曲もでき、トントン拍子に事が進む後藤さんたち。次のライブも頑張るぞい!と思いきや店長からはダメだしを食らう。と、いうのも前回は身内贔屓のお情けで思い出作りのために出させて貰えただけであった。リーダーの虹夏は反発しライブハウスを飛び出して行ってしまう。だがこれは早合点であり、ちゃんとオーディションを受けてそれを突破すれば、ライブに出させてもらえるとのこと。こうして始まる特訓回。後藤さんは喜多さんにギター指導をしながらも経験値を上げていく。だが後藤さんを奮起させる直接のきっかけとなるのが、自販機前における虹夏との会話。虹夏には隠された夢があって、そのために後藤さんを巻き込んでしまったことを引け目に感じており、そのことを告白するのである。この時点では虹夏は本当の夢を明らかにしないが、後藤さんにとっては熱を滾らせるのに十分であった。こうして迎えたオーディション当日。初めて舞台に立った時には段ボールを被っていた後藤さんはもういない。気合十分で試験に臨む!この時の後藤ひとり述懐タイムが今回のクライマックスである。

今も人気になってチヤホヤされたいっていうのは変わりない。でも、それは、私だけじゃない。この4人でだ!結局成長って何か分からなかった。でも私はこの4人でチヤホヤされてバンドをし続けたい!虹夏ちゃんの本当の夢も叶えてあげたい。だから、こんなオーディションなんかで落ちるわけにはいかない。このままバンドを終わらせたくない!(足バーン!)

  • 嘔吐。そして立ちはだかるチケットノルマ
    • オーディションを突破し喜ぶメンバーだが、安心した瞬間、後藤さんは吐き気に襲われる。胃酸過多となりリバースしてしまうのだが、その様子が数々のダムの放出映像により表現される。いまだかつてアニメの嘔吐描写でこんなにも本格的にダムを用いたことがあっただろうか(あったかもしれない)。そしてさらにゲロを吐いた後藤さんに襲い掛かるのがチケットノルマ。ライブをやるにはカネが付き物であり、チケットノルマ5枚を渡される。家族3人とペットの犬の4人しか集客できない後藤さんは赤字必須。果たしてノルマを捌ききれるのかといったところで次回へ続く。
自動販売機前での語り
後藤ひとりの仄かな覚醒
オーディション合格と嘔吐
嘔吐をダムの放水で表現


劇中曲「ギターと孤独と蒼い惑星」カッコいいよね!

漫画原作はコチラ


感想まとめ