ぼっち・ざ・ろっく! 第10話「アフターダーク」の感想・レビュー

文化祭公演を躊躇う後藤に対し廣井が陰キャでもバンドでなら輝ける姿を実証する話。
文化祭シーズンとなり後藤は文化祭で演奏を披露しチヤホヤされる姿を夢想する。
だが現実ではとても申請できる勇気はなく最終的にサッパリと出演を断念する。
ところが後藤が捨てた申請書を喜多が回収し申し込みを済ませてしまったのだ。
文化祭公演に尻込みする後藤を見た廣井は自分のライブに結束バンドメンバーを誘う。
見に行ったライブでは普段アル中な廣井がキラキラと輝く姿があった。
これを見た後藤は励まされ文化祭公演に向けて腹を括って覚悟を決める。
そんな後藤の決意を知った喜多はその真剣な眼差しにトゥンクし文化祭ぼ喜多√に突入する。

後藤を導く存在としての元根暗陰キャぼっちだったアル中の廣井

後藤を見守る大人組!
  • 後藤の学校の文化祭に結束バンドが出演することになったぞ!
    • 季節は文化祭シーズン。後藤のクラスはメイド喫茶をやることになるが、後藤は全くの無関心。いつものようにあらぬ妄想を膨らませながら涎を垂らして寝る。目を覚ました後、机に垂れた涎をジャージの袖で拭うシーンがかなりリアルである。後藤は文化祭公演に結束バンドのメンバーと出演したいと願うが、そんな勇気は無かったのである。後藤は無意識のうちに申請書を提出しそうになるが、直前に気付いて取りやめて失神。保健室に運ばれるが目を覚ますと喜多が看病していた。漫画版では喜多はそっけなく立ち去るのだが、アニメ版は喜多が自分の友達との予定をキャンセルしてまで後藤を見守っていたことが判明。原作の喜多って結構リアルな感じの陽キャの酷い部分が描かれるけど、アニメ版は割とマイルドになってるよね。後藤は保健室のゴミ箱に申請書を捨てるが、喜多はゴミ箱漁りを敢行し、勝手に申請書を出してしまう。

  • 陰キャならロックをやれ!の体現者が廣井
    • 文化祭に出演することになり精神崩壊する後藤。そんな後藤を導くのは我らがアル中姉さん廣井きくり。彼女もまた高校時代は陰キャであり教室の片隅に佇む根暗だったのである。それ故、廣井は後藤を色々と気にかけており、自分のライブを見に来るように誘う。廣井のバンドは大人気であり余裕で200人もの観客を動員できるほど。さらにライブではその圧倒的なカリスマ性を眼前にすることになる。普段アル中な廣井だがライブでは観客に飛び込み胴上げされる程であった。廣井の活躍により後藤はインスパイアされることになり、ライブでなら演者は輝けるのだということを確信する。こうして後藤は廣井のライブにより文化祭に向けて積極的になれたのであった。

  • 今回のぼ喜多~覚悟を決めた後藤の表情を見てトゥンクする喜多~
    • 廣井のライブを見た後藤はまた一歩成長する。だが喜多は後藤が文化祭公演を嫌がっている姿を見てばつの悪い思いをしていたため、自分の精神的負担を軽減するべく、勝手にゴミ箱を漁って捨てられた申請書を出してしまったことを謝罪するのである。だが廣井のライブで覚悟を決めていた後藤はイケメンな台詞を喜多に返す。文化祭は今は楽しみであり、それも喜多が申請してくれたからであると感謝の台詞を述べるのだ。普段目を合わせようともしない後藤が「ありがとう」とまっすぐに見つめたことにより、喜多は思わずトゥンクする。後藤の手を握りしめ文化祭を成功させる決意を新たにするのであった。喜多は後藤の信頼に応えるべく山田に特訓を願い出る。この特訓の成果により喜多は公演でアクシデントに見舞われることになる後藤を助けることができるのだ。

  • ダメンズ好きDV彼氏依存虹夏
    • 虹夏と山田は相互依存でズブズブな関係になっていることが作中でしばしば登場する。今回はファミレスで虹夏のチョロインっぷりが描かれた。後藤に借りた金を返していなかったことが発覚した山田は虹夏により飯抜きの刑に処せられてしまうのだが……。虹夏が1本だけ与えたフライドポテトを前に山田はガチで感謝する。これを見た虹夏はアッサリと手の平返し。飯抜きの刑はどこへやら。フツーにポテトを一皿分アッサリと与えるのであった。虹夏が二次創作で彼氏にDVされて喜んでいるイラストってこういう所から来るんだろーねという一幕。
根暗陰キャぼっちだった高校時代の廣井きくり
廣井きくりの圧倒的カリスマ性
元根暗陰キャぼっちだったアル中の廣井にインスパイアされる後藤
ぼ喜多①~喜多に目線を合わせて感謝する後藤にトゥンクする喜多~
ぼ喜多②~後藤にトゥンクした喜多はギターの向上を目指す~
DV彼氏依存虹夏
スローループネタ

漫画原作はコチラ


ぼっち・ざ・ろっく!感想まとめ