ヤマノススメ Next Summit 第7話「初日の出、どこで見る?/クラスメイトと山登り!」の感想・レビュー

A-partは大晦日~元旦に初日の出を見る話、B-partは正月三日に初詣に行く話。
年末になりここなちゃんから初日の出を見ようと誘われたあおい。
だが本来出不精でインドア派なあおいは乗り気になれない。
それでもここなちゃんは食い下がり近場でならという案にようやく了承する。
一方で級友のかすみさんから正月三日に初詣に誘われるとサクッと承諾。
高尾山に行くというので気合を入れて装備を整えるのだが……。
なんと級友たちは登山服ではなくお洒落な私服姿でありあおいは恥じ入ることに。
それでもリフトを使わず徒歩で登ることになり登山装備で着て正解エンドになる。

晦日から元日にかけて初日の出を見ようとする話

初日の出を見る約束をする3人とお泊り回の様子
  • あおいの父親って漫画とアニメでかなり違くないかい?
    • ヤマノススメの魅力って、なんか大人たちもいいキャラしていて、特にあおいの父親って反抗期の娘を良い感じにあしらいながら程良い距離感で接し、尚且つ自分のやりたいことに巻き込むことに長けてる人物って感じがする。そんなキャラの濃いあおいの父親なんだが漫画版とアニメ版ではキャラが違い過ぎる。そう、ヴィジュアルからして違うのである。漫画版ってかなりあおいの父のキャラが立っており年長者として説教垂れる場面も多くて、作者の分身?のように察せられるところもチラホラあるのが魅力的だったんだが。まぁそれはそれとして、アニメ版と漫画版は別物なのはよくあることであり、それを受け入れるのがメディアミックス展開というもの。なんでこんなことを書いたかと言うと、この話ではあおいの父親の提言で初日の出を見る為に登る山が変わるし、その登山に父親もナチュラルについてくるからさ。車出すだけじゃなかったんかい!と思ったのは私だけでは無いはず。一応良かった探しをすると、初日の出に備えるために皆で一緒に寝るシーンとか百合豚用のサービスシーンとは分かってはいるもののホッコリした。あとゆるキャン△で初日の出のシーンとか見たし、作中でも触れられているけど、やっぱり同じ場所に集まったニンゲンが御来光を拝もうと同じものを待つという行為はプリミティブな感動はあるね。
初日の出の帰り道に富士山を拝みリベンジを誓うあおい

 

正月三日に初詣

高尾山に登山と思いきやお洒落な服装で来た級友たち
  • 元旦に初日の出見に行った後に初詣して、正月三日にも別のメンツで初詣に行く。
    • 正月三日、クラスメイトに誘われ高尾山に初詣に行くことになったあおい。ここでは中学時代ぼっちだったあおいを描くことがメインとなる。主にあおいに執着する少女はかすみさんであり、ED動画まで使用してあおいを気にかけていたことが分かる。中学時代のあおいは内向的で排他的な根暗陰キャぼっちであったが、同じような匂いを感じたかすみさんは絶えず気にかけていたのである。そんな根暗少女が高校進学後には陽キャのひなたとキャッキャウフフしていたのだから、かすみさんが驚くのも当然であろう。あおいがなぜ明るくなったのか、山に登るようになったのか、どうして自分ではあおいと友達になれなかったのかが気にならずにはいられない。あおいがクラスメイトとの社交スキルを曲がりなりにも身につけるとかすみさんは一気に距離を詰めてきて、ひなたと交友関係を築いていく。今回その成果として初詣が実現したわけだが、根暗陰キャぼっちだったあおいがかすみさんの荷物を持ってあげて初心者の山登りに配慮することができたことが最大の見せ場!あおいが自分も初めての時は登山大変だったことを鑑みて、かすみさんのことを慮ってあげるのはすこぶるいいね。ひなたがあおいの中学時代をかすみさんに聞き、意外なほどかすみさんがあおいを見ていたというのも微笑ましい。
コミュ障根暗陰キャぼっちだったあおいの優しさに触れるかすみさん
あおいの黒歴史中学時代①
あおいの黒歴史中学時代②

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