3期放送中「ひなた曇らせ百合喧嘩」展開として色々と物議を醸し出した総集編。
原作者は自キャラを喧嘩させられたことについて思う所があったらしい(白目ツイートより)。
白目ツイートでは担当に喧嘩させろと提案されて喧嘩ありきで喧嘩回を描いたと暴露された。
何よりグンマーとして残念だったのは赤城山と伊香保温泉がケンカ回の手段と堕してしまったこと。
2期の谷川岳がシナリオ上素晴らしい描かれ方をしており百合約束の聖地となっただけにね。
今度グンマーがでる時にはケンカの材料とかではなく良い描かれ方をして欲しいなぁと。
あおひなケンカ回。せっかくの群馬県。心から楽しんで欲しいのに。
- グンマーが出てきて嬉しいんだけど、ケンカ回の題材とされて、ちょっと複雑
- 今回も群馬回だ！群馬県民狂喜乱舞。「すそ野は長し赤城山」に「伊香保温泉日本の名湯」が出て来るぞい！群馬県に帰りたいよぅ(切実)。そんなわけでグンマーの良い所が作中で色々と登場し、コンテンツツーリズムや聖地巡礼で観光振興も捗るねとワクワクが止まらない一方で……。これシナリオ上で考えるとスゲー微妙なのよね。ヤマノススメ3期ではあおひなの百合的関係の再編がテーマとなケンカがずーっとひっぱられて作品の雰囲気が重苦しいものになっているのよ。折角の赤城山と伊香保温泉もメンバー全員が楽しむのではなく、パーティーが分割展開にされてしまう。しかも天使の輪を見る事が出来て和解！となればまだハッピーだったのに、ケンカは更に引き延ばされてしまうんだよね。とても辛い。
- シナリオ的にはあおいの精神的自立とひなたの寂寥感が扱われる。あおいは根暗陰キャぼっちでインドア派であったが登山の経験を通して次第に成長していく。登山仲間以外とも交流が広がりひなただけとの人間関係ではなくなっていくのである。これまであおいの友達がひなただけであったことに、ひなたの方は傲慢にも慢心とか優越感とかを持っていたのかもしれない。そんなひなたはあおいに対する複雑な感情を言語化できず、モヤモヤをずっと抱えることになる。寂しさや嫉妬に気付ければ解決の第一歩になるのだが、群馬回ではそれに気づくことができなかった。そのため、あおいはほのかと伊香保温泉を楽しみ、ひなたはここなちゃんと赤城山に行くのである。こう考えるとここなちゃんはひなたによりあおいの代替物と化してしまったわけだが赤城山を満喫しぐんまちゃんにもあえたのでオールオッケーとも言える。ちなみにこの百合喧嘩は次のテント泊登山でひなたが怪我をしてしまい、そこで感情の整理が行われて解決となる。
