【感想】七宮つぐ実「ベストフレンド」を読んだ。

ntrモノ。黒髪清楚系優等生ボブ子が親友である純愛尽くし系白ギャルのチャラ男彼氏を寝取ってしまう話。
なぜ黒髪ボブ子が寝取りに走ったのかは詳述されておらず読者の解釈に任されている。
白ギャルへの百合愛から来る反動の怨嗟か、もしくは白ギャルの男を寝取ることで優越感を示したかったのか。
関係性の進捗状況を聞いてきたり、睡眠薬飲ませて寝ている隣で見せつけるかのように添臥をするから後者か?
もう少し黒髪ボブ子の心情描写とかを入れてくれればキャラへの思い入れが深まったかのような感がある。
負けヒロインの白ギャルの可愛さと名門女子校ジャンパースカート制服へのコダワリが見どころ。

如何にして黒髪優等生ボブ子は純愛尽くし系白ギャルの彼氏を寝取りしか

彼女の友達に竿役が寝取られてしまう展開
  • 七宮つぐ実先生が描くntrモノ
    • 七宮つぐ実先生が商業に帰ってきたぞ!そしてその題材はntrだ!黒髪優等生ボブ子が親友である純愛尽くし系白ギャルの彼氏を寝取ってしまうのである。この作品の魅力は何といっても寝取られてしまう負けヒロインである白ギャルの可愛さ。ボブ子に関係性の進捗状況を聞かれた際に彼氏の誕生日に取っておきたいと答えたり、身に付ける肌着について彼氏が喜ぶものを選ぼうと熱心になったりとその純情さが大変素晴らしく描かれている。本編に行為の無い負けヒロインのいじらしい想いを入念に描くことによって背徳感と竿役のクズっぷりを描き出すことに成功している。最近よくありがちなギャルキャラの方が純朴というギャップ性に加えて、一見優等生なボブ子の方が過激な行為に及んでいるというギャップで攻めてきている。七宮先生の絵は割と変化したがこの白ギャルの方に過去の面影が見られる。

  • ボブ子が白ギャルの彼氏を寝取ったのは何故か?
    • だが惜しむらくはボブ子が寝取った理由が描かれていないこと。これは読者の解釈に委ねられている。順当に考えれば、①黒髪ボブ子が竿役チャラ男を前から好きだった、②黒髪ボブ子は白ギャルに百合的な愛情を持っていたが彼氏が出来たというので怨嗟の一種(白ギャルの処女を守る)として寝取った、③黒髪ボブ子は白ギャルに対して劣等感を抱いており彼氏を寝取ることで優越性を示そうとした、等々が考えられる。本編中の黒髪ボブ子の行動から鑑みるに、関係性の進捗度を気にしたり、先っぽだけと甘言を弄して全挿れさせたり、睡眠薬を飲ませて隣で行為に及んで中田氏させたり、お掃除口淫して吸い取った残りを口移しで寝ている白ギャルに飲ませたりしていることから、①と②は多分無いよなぁと。安直に考えるとやはり③で黒髪ボブ子は白ギャルに対して優越感に浸りたい……のか!?テキトーな考えですが果たして!?この作品、純愛尽くし系白ギャルがとても可愛いので、可哀想は可愛い路線(pity is akin to love)とも言える。

  • 本作の見所はジャンパースカートへのコダワリ
    • 黒髪ボブ子については格調高いお嬢様高校のジャンパースカート制服にコダワリが感じられ、全ての行為は制服着衣。本作は寝取りであるため黒髪ボブ子から迫る方が多いので騎乗位が多めとなっているがジャンパースカートを翻しながら腰を振る場面が一つの見所となっている。他にもランジェリーショップで購入した下着を見せつける為にジャンパースカートをたくし上げたり、後背位をするためにジャンパースカートをまくり上げて尻を露出させたりすることによって、ジャンーパースカート制服の魅力を存分に描き出すことに成功している。

  • 続編があるといいな
    • このように本作の描写では黒髪ボブ子からお嬢様学校の気品が漂うのだが、なぜ底辺校っぽい白ギャルと親友なのかが気になるところ。中学時代とか幼馴染とか?純愛尽くし系白ギャルの方もこのままでは勿体ないし、続編が描かれるのかしらね。
白ギャルの進捗状況を確認するボブ子
竿役のために純朴なことを言い出す尽くし系カノジョ
奥手な白ギャルを見て先駆けて行為に及んでしまう黒髪ボブ子
彼氏の為に一生懸命ランジェリーを選ぶ白ギャルを尻目に見せつけてくる
関係性をバラされてしまう脅しをかけられてエンド!