【感想】アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第6話「暑くなればなるほどかけるもの、なに?」

親から言われてアイドル事務所に入れられていた子が主体的意志によりアイドルを目指すようなる話。
結城晴はサッカー大好きスポーツ少女。夏はサッカーしたかったのに親にアイドルさせられてしまう。
だが所属した第三芸能課では本気でアイドルを目指す的場梨沙などを知りインスパイアされていく。
それ故、結城晴は彼女なりにアイドルを頑張ってきたのだが、ここでアクシデントが発生する。
結城晴は自分の趣味趣向と異なる衣服を着せられることに抵抗感があったのである。
一瞬LGBTのスカート問題か!?とボブは訝しんだがそうではなくアイドルに対する覚悟問題だった。
今回も米内Pはアイドルの魅力を伝えたり、自らスカートを身に纏ったりと奮戦していく。
内Pの漢気に触れた結城晴は衣服になど左右されないカッコ良さを見出し精神的に成長する。

結城晴は、カッコ良さとは衣服になど左右されない心意気の問題であると知る

結城晴が抱える心の葛藤~腹を割って話そう!~
  • 親に言われてやらされていた子が主体的意志を確立する話って良いよね
    • 結城晴はサッカー大好きスポーツ少女。夏休みはサッカーしたかったのだが、親の意向でアイドル事務所に入れられてしまった。だがそこで結城晴が見たものは、アイドルを目指して本気で頑張る少女たちの姿。特に人一倍アイドルになることへの熱意を持つ的場梨沙の存在により結城晴はインスパイアされていく。もともと運動神経が良くダンスも良く踊れ、チームプレイによる経験から他者と息を合わせることにも快感を覚えていた結城晴はスペックとしてはとても高く、自分の葛藤を胸に抱えたままアイドル出来ていたのであった。

  • 結城晴がスカートを嫌がるのはLGBTではなく、彼女のアイデンティティがカッコ良さであり、スカートは可愛いことの象徴であると思い込んでいるから
    • だが、本格的にバックダンサーの仕事を得たことで、彼女の葛藤が露呈することになる。米内Pにノせられて的場梨沙と共にダンスを踊ることになった結城晴は当初こそ懸命に練習に励んでいた。だが衣装がスカートであることを知ると、抵抗感が出てしまう。一瞬、LGBTの問題が描かれるのかと思われたが、全然そんなことはなく、カッコイイとはどういうことかが今回のテーマであった。スカートを嫌がる結城晴に対し、的場梨沙はついキツイ言葉を放ってしまい、口論に陥る。だが結城晴も的場梨沙もそんな些細なことで喧嘩をすることが本当は一番カッコ悪いことを悟っていた。喧嘩の後、公園で一人ボールを蹴る結城晴と米内Pは腹を割って話し合うことになる。米内Pは結城晴のアイデンティティがカッコ良さを求めることであると知ると、アイドルのカッコ良さを伝えていくのだ。

  • カッコイイとは衣服になど左右されない魂の在り方
    • そんな米内Pが大活躍するのがスカート穿くイベント!上にかけ合うもバックダンサーで結城晴だけ衣装を変更することなどは土台無理な話であった。それでも米内Pが出来ることといったら自分がスカートを穿くことであった。佐々木さんに借りたスカートを身に纏った米内Pは衣服になど左右されないカッコ良さを結城晴に示すのである。米内Pの行動は確かに奇行だったかもしれない。だが結城晴の琴線に触れることになり、カッコ良さとは魂の在り方であると悟らせたのである。

  • 志希晴おねロリ
    • 本番では初めての舞台で緊張する中、自分たちがバックダンサーをする主役アイドルたちに励まされる。これにより力を得て無事にダンスを踊りきり、ステージで歌う事の快感を得る。大勢の前で舞台に立ち大歓声を浴びることの喜びを知った結城晴であった。講演後、結城晴は一ノ瀬志希にまたバックダンサーをやらせてくれと頼むのだが、志希は晴がいっちょまえの女になったことを感じ取っていた。それ故、バックダンサーではなく自分が主役としてステージまで上がって来いと示すのである。志希晴というおねロリもアリだな!
アイドルのライブ鑑賞によりそのカッコ良さを知る結城晴
結城晴のために身体を張る我らが米内Pのカッコ良さ
カッコ良さ、それは衣装ではなく魂の在り方
ステージに立つことの快楽を覚えた結城晴
一ノ瀬志希に認められた結城晴~志希晴おねロリエンド~