にじよん あにめーしょん 第4話「果林のカコバナ(上京した理由)と栞子の決意表明」の感想・レビュー

今回は果林×栞子の3年生と1年生のコンビ。栞子が果林にモデルを目指した過去話をせがむ。
果林は大人ぶる余裕派のお姉さんを演じているが純真な栞子には効果はいま一つのようだ。
最大の見せ場は果林が自らの幼い自惚れを少しさらけ出した際に栞子が全肯定したこと。
果林はいつものようにおどけて見せたつもりだったのが栞子に尊敬の念を向けられ思わずトゥンク。
これに乗じて各キャラが将来の夢を語り出す展開になるのだが……
栞子の夢は生徒会長として皆の夢の応援をすること。かつての高咲侑の立場に栞子が立ったのねエンド。

果林×栞子。純真な栞子のストレートな感情が余裕ぶって予防線を張る果林の感情をトゥンクさせる

果林のからかい攻撃も栞子には効果がいまひとつのようだ……

今回のお話は果林×栞子。1期はオムニバス方式で各キャラに焦点が当てられてキャラの掘り下げが行われたが、果林の過去話は無かった。と、いうことでにじよんで回収される。形式としては果林が栞子に語ると言うスタイル。果林は島っ子であり外を元気に遊び回る少年のような子供時代だったのだがファッション雑誌を読むのは好きだったらしい。そしてある時、鏡を見て自分もイケてるんじゃね?と顔の良さを実感しモデルになろうと決意、上京したとのことであった。ここでは果林が少々おどけながらも自分の幼い自惚れをさらけ出したところに二人の信頼関係が見て取れる。おそらく果林は冗談で流してほしかったのだろうけど、純真な栞子は素直に尊敬の眼差しを果林に向ける。果林はキャラ作りをしている自分の余裕派としての演出が栞子には効きにくいことを自覚していたが、幼い自惚れまで全肯定されたことでガードが緩み思わずトゥンク。大人ぶってる果林が、純朴な栞子に対しては、ホントウの素の部分の自分が自然と出ちゃうって良いよね。

今明かされる、果林の島っ子の過去
果林の幼い自惚れを栞子は全肯定し、果林は思わずトゥンクする。

「あなた」であった「高咲侑」に強烈な個性を付与したので、皆を応援するポジションには栞子が付いたということ?

果林のカコバナを皆が聞いており将来の夢を語るコーナーになる

果林は栞子に過去話を語っていたのだが、高咲侑や桜坂しずくも聞いていた。果林のモデルの夢にインスパイアされたメンバーはそれぞれ自分の夢を語っていく。しずくは女優、高咲侑は作曲の道……。そして栞子は生徒会長として皆を応援することが夢だと言う。皆を応援するってポジションはかつては高咲侑の立ち位置だったよね。そんなわけで最後は栞子と高咲侑がお互いを応援する!と張り合いキャッキャウフフエンドとなる。これを見て思うのがアニガサキ最大の功績?は高咲侑を生み出したこと。アニガサキのテーマはスクールアイドルが頑張る姿を見て自分も自分の分野での夢を見つけたり頑張ろうと思えたりすること。それの体現者となったのが高咲侑でありスクールアイドルの応援をするうちに自分もトキメキたくなる作曲の道を選ぶことになる。そうするとスクールアイドルを応援するポジションに誰もいなくなってしまう。そこへ栞子が生徒会長として皆を応援するアイドルという立ち位置で滑り込んできたという流れである。何か八重歯のあるキャラってやんちゃ系や元気っ子としての属性が付与されがちだけど、栞子すごい真面目でしっかりとした話し方をするのでびびる。

栞子は生徒会長として皆を応援したいと決意表明し高咲侑とキャッキャする

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参照