解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ 第6話「ダリエル、湯気に包まれる。」の感想・レビュー

マリーカと結婚して村長を受け継ぐのは終盤だと思ってた方々は挙手。
中央から引き抜きを受けたダリエルはサウナに入っていた所マリーカに襲われる。
ダリエルが中央へ行くと言うので別れを惜しみ最後のひと時を過ごそうというのだ。
ここでマリーカが無理にダリエルを留めず笑って送り出そうとしたことが決め手となる。
ダリエルは解雇され住所不定無職となっていた自分を受け入れてくれたことを想起する。
こうして既成事実が作られた後、村長の座の禅譲を受けると、男らしく責任を取る。
なんかもう結婚式やってここで最終回で良いのでは?という感じであった。

なんか勇者とか出てきたし世界観大きくなって全然地方のスローライフじゃなくなってきたな

村長の娘、主人公と既成事実を作り、主人公の村への残存を実現する。
  • スローなセカンドライフは第6話のここまで。追放モノの悪い所が出始めて来たな
    • なろう系で量産されている「追放」からの「辺境」の地で「スローライフ」もの。これらの系統って結局主人公が辺境の地を発展させてしまったり、追放元にざまぁしたりするので、結局中央との絡みが出てきて世界観が大きくなってしまう。ライターの技量的にも辺境でのスローライフだけで魅せることが出来なくなり、結局は大きな物語に依存することになる所以である。
    • 本作も無能解雇で追放された主人公が実はチート能力を秘めていたことが判明した後、村内での地位向上を経て、鉱山を獲得し、寂れた村を発展させていった。村づくりパートとしてはやるべきことをやり終えてしまったのである。個人的にはひたすらスローライフして欲しいものであるが、スローライフだけで視聴者を楽しませるにはやはり技術が足りなかったか?そのため本作の場合もサッサと中央からの引き抜きの話になりスローライフ終了のお知らせ。これに対し、本作の主人公はメインヒロインを選んで村に居続ける道を選んだので、まだスローライフものの希望は残ったか、やりおる!と思った。けどそれは一瞬だった。
    • 村に残ることを決めた主人公は村長の娘と夜伽を行い、村長の座を継承、そして責任を取って結婚した。この後、新婚生活しながらもまったりスローライフすればいいじゃん?だがしかし、なんと時間軸はすっとび1年後になり、もう既に子供も生まれていた。えー・・・。(それにしても子供はこんな珍獣のようなキャラデザにしなくとも・・・。フツーな赤ちゃんじゃ駄目だったん?)。そして魔王軍では元四天王であった主人公の養父が登場し、実子が主人公を解雇したことに激怒し始めた。また人間サイドでは「勇者」なる人物が村へとやってきた。こうして本作も他のなろう系の類似品と同じようにスローなセカンドライフはどっか行ってしまうのであった。勇者とか出さなくていいよホント。メインヒロインと結婚してしまったから、これから可愛い女の子が出てきてもどうしょうもないし。
村長の座を継承したし、勿論、責任も取った。
なんか勇者とか出てきた
メインヒロインと結婚した後に、他のヒロインを出すんかい!?

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