代車の軽バンで回るというアホなことをしたので帰りの高速道路で絶えずガス欠の危機。
普段乗らない車なので、残量でどのくらい走るか分からず、ずっとソワソワしていた。
北海道の高速のガソスタは24h営業の輪厚PA以外、20時で閉まってしまうので注意が必要。
何度か高速道路を降りて給油するという愚行を犯した。エンストしてJAF呼ぶよりかはマシか?
帰り道の苦労の方が記憶に残ってしまうという旅になった。
【目次】
- YOU・遊・森(茅部郡森町字上台町326-18)
- つど~る・プラザ・さわら(茅部郡森町字砂原2丁目358番地1)
- しかべ間歇泉公園(茅部郡鹿部町字鹿部18番地1)
- 縄文ロマン南かやべ(函館市臼尻町551-1)
- なとわ・えさん(函館市日ノ浜町31番地2)
- なないろ・ななえ(亀田郡七飯町字峠下380-2)
- みそぎの郷きこない(上磯郡木古内町字本町338-14)
- しりうち(上磯郡知内町字湯の里48-13)
- 横綱の里ふくしま(松前郡福島町字福島143-1)
- 北前船松前(松前郡松前町字唐津379番地)
- 上ノ国もんじゅ(檜山郡上ノ国町字原歌3)
- 江差(檜山郡江差町字尾山町1番地)
- あっさぶ(檜山郡厚沢部町緑町72-1)
YOU・遊・森(茅部郡森町字上台町326-18)
H型の建物をしており、森林公園に隣接している。建物には見晴台があり、森林公園とその先の海辺を見渡すことができる。所在地的には山の中なので、海と山の間の僅かな土地に集落や道が形成されたことを感じることができる。森林公園は緑豊かでデトックスできるような感じが、開館の9時までこの公園を散歩していた。近所の少年サッカーが練習していたのだが、監督が怒鳴り散らす系のタイプであり、子どもたちはまるでお通夜のようにシーンとした状態でサッカーをしていた。日本のスポーツって大抵このようなものであり、特に驚くことはないことだが、もっと楽しんで身体を動かることができればいいんだろうねと思った。サッカー場の隣は墓地であり、墓地を歩きながらそう思った。


つど~る・プラザ・さわら(茅部郡森町字砂原2丁目358番地1)
内浦湾に面した道の駅。推しは駒ヶ岳の景色。展望台はあるがガラス張りであり夏は温室状態となりクソ暑いし、写真を撮ろうにもガラスで反射してしまう。帆立メシやカマボコが有名らしいのだが、行った時間が早かったせいか探し方が悪かったのか、見つけることができなかった。駒ヶ岳と噴火湾を推しているのだから、それらの展示解説とかがあってもいいんじゃないかなと思いつつ去ることになった。


しかべ間歇泉公園(茅部郡鹿部町字鹿部18番地1)
間歇泉を見るには有料の通行料を支払わねばならない。海が間近に迫っており、道路を挟んだ向こう側は海で、漁師の船を象った休憩所がある。間歇泉はカネを払わねば見られないが、蒸気を利用した蒸し窯は見ることができる。食材を購入して、ここで蒸すらしい。この道の駅では味噌のおにぎりを買ったが、とても美味しかった記憶がある。名物は「プレミアムたらこ御膳」らしい。


縄文ロマン南かやべ(函館市臼尻町551-1)
函館市縄文文化交流センターに併設されている道の駅。高台の上から遺跡と海を見渡すことができる。整備された広い遺跡「垣ノ島遺跡」にはボランティアスタッフが待ち構えており、色々と解説をしてくれる。推しは盛り土遺構で独特な祭祀儀礼が行われているらしい。皆さんご存知の石棒も発掘されていた。スタッフさんは足型付土版を熱心に解説してくれた。当時は出産が危険であり母子共に死ぬ可能性が高いので、死んだ赤ちゃんの足型をとっておくとのこと。またこれが時代が進むごとに死んだ赤ちゃんの足から、成長していくごとに足型をとる習慣に変容していったことを語られた。交流センター内の博物館では国宝土偶が目玉展示なのだが、ちょうど道博の企画展に出張中であった。


なとわ・えさん(函館市日ノ浜町31番地2)
砂浜を目前とする海辺に建っている道の駅。オンシーズンなら海水浴客で賑わっていそうな雰囲気だが、もう既に9月に入っており流石に泳ぐ人々はいない。それでも海岸から見る恵山の光景は見栄えが良く、道の駅のテラスからの眺めはグッとくるものがあった。と、いうか目の前の海って津軽海峡なのね。


なないろ・ななえ(亀田郡七飯町字峠下380-2)
高速道路が無料なので市街地に行かないなら函館空港インターから乗ってしまった方が良い。私は代車のナビが古いものであり函館インターに導かれてしまった。北海道は郊外の道路はスイスイと走れるのだが、市街地の道路は本州と変わらないくらいの流れなので感覚がおかしくなる。この道の駅は大規模な駐車場を有しており、かなりの賑わいを見せていた。レストランとショップがメインであり、歴史パネルは片隅に追いやられてしまっており誰も見向きもしていなかったが、展示はなかなか面白いものがあった。ガルトネル事件の現地なんですよ、ココ。戊辰戦争の函館戦争の時に、旧幕府軍がドイツ人のガルトネルに99カ年の土地の租借を条約として交わしてしまったが故に、新政府が多額の賠償金を支払って土地を取り戻したとこやん!日本史の現場を肌に感じながらガルトネルがもたらしたという特産品のリンゴを食べた。


みそぎの郷きこない(上磯郡木古内町字本町338-14)
新幹線の駅に隣接している道の駅。貨物列車も見られて一粒で二度おいしい。中規模~大規模くらいの施設であり、割と栄えていた。個人的に気に入ったのがプチ・アクアリウムの水槽展示。近隣で取られたであろう水棲生物が水槽で展示されていた。私はなぜかエビに惹かれるものがあるため満足であった。資料館のパンフや観光協会のサイトを見ると、やたらと咸臨丸で移民を運んでいる最中に沈没したことがピックアップされていた。私は移民たちがどう開拓していったのかの方が興味があるよ。


しりうち(上磯郡知内町字湯の里48-13)
新幹線展望塔があり、線路を見ることができるのがウリ。また北島三郎コーナーがあり、その功績が讃えられていた。規模的には小さくこじんまりとしており、農村の山の中という雰囲気。それでも丁度稲の刈り取りシーズンだったぽく周辺ではコンバインがフル稼働していた。北海道でもコメ作りをしたいという稲作幻想を抱える日本人の意地とかが感じられる。


横綱の里ふくしま(松前郡福島町字福島143-1)
小規模の道の駅。店内はやたらと撮影禁止のマークが張られまくっていたし、店員は質が良いとは言えず大声で駄弁っていたので、土産を見るのもそこそこに何も買わずに外へ出た。隣に建っている相撲記念館の方が立派でありメイン。横綱千代の山・千代の富士を顕彰しており、同じ町から二人も横綱が出たことを誇りにしている様子であった。


北前船松前(松前郡松前町字唐津379番地)
日本史で超有名な松前。道の駅から城が見える。テラスからは福山波止場が見え、明治に入り江戸幕府の貿易統制が解かれたことで特権を失い衰退した福山港が復活を期して近代的港湾を整備しようとした姿を感じることができる。松前城は日本最後の日本式城郭であり、幕末における帝国主義ロシアと江戸幕府の攻防に想いを馳せるなどした。松前屏風のパネルからは当時の繁栄の様子が偲ばれた。


上ノ国もんじゅ(檜山郡上ノ国町字原歌3)
海に面した断崖絶壁に建っている道の駅。対岸に位置する市街地の様子は海辺に人間が張り付くようにして住み着いていることを眼前にすることができる。ホントに日本って海岸沿いに街が発展していったんだなということをまたしても感じた。名物は「てっくい天丼」なのだが、道の駅のレストランは本当に閉まるのが早く、今の所一度も入れたことが無い。まぁもう既に閉館30分前くらいだったのだが。


江差(檜山郡江差町字尾山町1番地)
閉館時間が17時であり、折角行ったのに既に閉館しておりスタンプが押せなかった。まぁこういうこともあるさ。いつかリベンジしたい。スタンプラリーは北海道の地理や歴史を知るために始めたのにスタンプを集めることが目的化してきているな。危うい現象だ。一応道の駅のウリは夕日であり日本海を一望できるウッドデッキから、広大な日本海に夕日が沈んでいく主観を見ることができるのだとか。だったら夕日が沈むまで開館しててくれよと思うのは私だけでは無いハズ。江差と言えば江戸末期~明治まで栄えた鰊漁で有名なのだが、ゴールデンカムイを読んでいると辺見和雄のイメージが強すぎてバイアスがかかる。

