【感想】アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第5話「すごく高いのにずっと地下にあるもの、なに?」

気位の高い児童との接し方講座。米内Pが一見するとメスガキツンデレである的場梨沙の本質と向き合う話。
的場梨沙はその風貌から典型的なメスガキツンデレのように思われるが熱い心を秘めた強い戦士であった。
父親に認められたいという迸る承認欲求は的場梨沙を突き動かし映画のオーディションに挑むことになる。
だがその役は桃華にこそぴったりの役柄であり、的場梨沙にはなかなか難しいものがあった。
気位の高い的場梨沙の扱いに米内Pは苦労するが子持ちの姉に助言を貰い子どもを一人の個人として尊重する。
内Pの誠意は的場梨沙に伝わることになり、徐々に関係性が深まっていく。
しかし肝心のオーディションは不合格となり代わりにサブヒロインのオファーが来ることになる。
自分の状況をよく分かっている的場梨沙はその役を承諾するが、プライドが傷つかないわけにはいかなかった。
それでも役を掴むためなら地に臥し泥にまみれて汚泥を啜れるのが的場梨沙の強さであった。
下手なプライドを捨て第三芸能課の皆に教えを請い、地味で大人しい役作りを磨き映画を成功させる。

テンプレメスガキツンデレ!?とんでもない!奴は泥にまみれて汚泥を啜ってでもアイドルする強い戦士だ

櫻井桃華を強く意識する的場梨沙
  • 気位の高い的場梨沙頭のプライドを圧し折り頭を垂れて教えを請わせる役割をするのが米内Pなのだ
    • 的場梨沙は一見するとテンプレメスガキツンデレである。だがそれだけで彼女を理解しようとするとフラグを構築することはできない。そんなわけで今回の米内Pは気位が高く高慢な少女との接し方に苦悩することになる。米内Pを助けるのがいつだってお姉ちゃん。子持ちの姉は子どもとの接し方に良く気づき、様々なアドバイスを送ってくれる。今回米内Pに与えられたのが、たとえ子どもであっても一人の人間として見てあげることが重要だという教え。この助言を大切にし、米内Pは誠実に的場梨沙と向き合うことになる。米内Pは映画のヒロインのオーディション枠を取ってくるのだが、的場梨沙はそれに申し込みたいと言う。役柄的にはどうみても桃華にピッタリの役であり、おそらくバンジージャンプの動画が功を奏し、オーディション枠が貰えたのであろう。だが的場梨沙のやる気と熱意を見た米内Pは的場梨沙を送り込むのであった。米内Pは必死でオークションを研究し、的場梨沙も努力をしてオーディションに臨むが、結果としては不合格。その代わりとしてサブヒロインのオファーが来て、的場梨沙はそれを受けることになる。だが気位の高い的場梨沙のプライドは傷つかないわけではなくそのショックは深いものであった。

  • 地に臥し、泥にまみれて、汚泥を啜る
    • だがここで終わらないのが的場梨沙。的場梨沙はテンプレメスガキツンデレなのではなく、熱い心を秘めた強い戦士だった!自分の力量が足りてないことを自覚した的場梨沙は、米内Pに心を開き強さを求める。米内Pが取った方法とは、第三芸能課のアイドル達に教えを請う事。第三芸能課のアイドル達をライバルとしてしか見ようとしない的場梨沙だけだったら絶対に出来なかったであろう。だがしかし、米内Pの「仲間」という言葉に励まされ、自分のちっぽけなプライドなど投げ捨てる強さを得る。頭を垂れて教えを請い、地味で大人しい感じの役作りに励むのであった。第三芸能課はひとつのチームであり的場梨沙のために協力を惜しまない。米内Pも的場梨沙をよく理解し、彼女が愛好する大阪のオバチャンが好きそうな柄がついた髪留めを贈る!的場梨沙は皆の協力に良く応え、映画の撮影にも真剣に取り組み、ついにサブヒロインを演じきったのである!こうして一見するとテンプレメスガキツンデレに思われがちな的場梨沙だが、地に臥し泥にまみれて汚泥を啜ることのできる一面が描かれたのであった。
的場梨沙のためにオーディションの研究に励む米内P
たとえ子どもであっても一人の個人として尊重することの大切さを学ぶ
オーディションに落ちた的場梨沙のショックは大きかった
プライドを圧し折り、米内Pに教えを請う的場梨沙
第三芸能課のメンバーをライバル視していた的場梨沙が米内Pの言葉で仲間として認識する
的場梨沙が第三芸能課のみんなに頭を垂れ協力を求めるシーン
第三芸能課のみんなや米内Pに励まされ役作りに励む的場梨沙
的場梨沙は演技の幅を広げ、映画を成功に導くことができた

U149感想まとめ