【感想】アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第2話「おでかけなのにただいまをするもの、なに?」

親からの愛情に不十分で着ぐるみがあるから他人に構って貰えると思い込む少女を救済する話。
内Pは宣材素材用のアー写を撮る仕事を取って来たが仁奈は着ぐるみを脱ごうとしない。
最初の撮影は失敗に終わり尚且つ米内Pは上手く彼女をケアできず次の打ち合わせに行ってしまう。
アイドル達からの信頼は地に落ち、米内Pから心が離れて行ってしまった。
だがここで仁奈が着ぐるみを落としてしまうというアクシデントが発生する。
ここで米内Pは漢を見せて、撮影スタジオへの道を辿り、くまなく探すことを買って出る!
ついでにありすも同行する事を申し出て3人で探しに行くが道中仁奈ちゃんの顔の広さが表現される。
着ぐるみが無いと他者から構って貰えないと落ち込む仁奈に対し米内Pは仁奈個人の素晴らしさを説く。
さらにありすも道中仁奈が着ぐるみを着ていなかったが皆から人気があったと理論武装で支えてくれる。
こうして仁奈は自信を得て、着ぐるみが無くても写真を撮る気になり、無事に撮影が成功する。
(それにしてもありすが2話にして完全に米内Pの正妻ポジションについた感がある)

愛情に飢えている少女の個を認めることにより自信をつけさせ自己肯定感を育む

着ぐるみが無いと不安になる仁奈をケアせずに放置した米内Pに失望するありす
  • 一見すると明るく元気な仁奈ちゃんだが!?
    • 市原仁奈は明るく元気で笑顔の絶えない女の子。近所の人からも良くしてもらえており、一見すると幸せそうな毎日を過ごしているかのように感じられた。だがしかしそこの実態は親からの愛情を十分に受けられておらず、人一倍寂しい想いを抱えていたのだ。仁奈の父親は海外におり、母親も仕事で忙しく家を留守にしがち。そんな仁奈の支えとなったのが着ぐるみであり、着ぐるみを着ているからこそ他人が構ってくれると思い込むようになっていった。着ぐるみは仁奈が明るく元気な自分を演出するための鎧だったのである。
    • だがそんな仁奈に現実が襲い掛かる。宣材写真を撮るためには顔が見えねばならず着ぐるみを着たままでは撮影ができない。しかし仁奈は着ぐるみを脱ぐのを嫌がり、米内Pをてこずらせる。米内Pは大人の理屈で説得する事しか出来ず、それは仁奈のココロには響かない者であり、撮影は失敗に終わる。さらに仁奈のケアをしている途中にも関わらず、次の仕事の打ち合わせのために置き去りにすることになってしまった。この米内Pの態度を見た少女たちは幻滅し、信頼も失墜してしまうのであった。けれども米内Pこそが自身の行動の意味を分かっており、情けね~と叫ぶ。
    • 内Pの信頼回復のチャンスはすぐにやってくる。それは仁奈が着ぐるみを無くしてしまい、それを捜索するというイベント。米内Pは撮影スタジオまでの道をくまなく探すと約束し、実行に移す。それを見た仁奈は自分もついていくと言い、さらにありすも同行を申し出る。この捜索イベントでは仁奈が近所の人たちから愛されている様子が描かれると共に、一生懸命頑張る米内Pをアイドルたちが見直すという効果を持っている。ストーリーで最高潮となるのが自己卑下する仁奈を米内Pが肯定するイベント。仁奈が両親から愛情を十分に受けられておらず他人が優しくしてくれるのも着ぐるみがあるからこそと告白するシーン。ここで米内Pは即座にそれを否定し仁奈自身が素晴らしいのだと言えるカッコいい男なのである。さらにありすも落とし物を探す道中で仁奈が着ぐるみを着ていなかったが、近所の人たちは変わらずに接してくれたではないかと支援してくれる。こうして仁菜は自己肯定感を持つことができ、撮影にも着ぐるみなしで臨めるようになった。
    • 道中、着ぐるみを探す3人はまるで家族のようであった。特に米内Pを支えるありすの正妻っぷりが強かった。ちょっとおっちょこちょいな米内Pをしっかりもののありすが支えつつも、米内Pが見せる男らしさや優しさにありすが惚れていくという構図がイイ感じに描かれている。
仁奈にうまく対応できず自分の情けなさを噛みしめる米内P
内P・仁奈・ありすで着ぐるみ捜索の旅へ!
着ぐるみが無いと何もできない落ち込む仁奈に対し、個人の長所を褒める米内P
内Pの漢気溢れる優しさに惚れていくありす
無事にアー写の撮影に成功した!

やっぱりみんな米内Pとありすは夫婦だと思うんだよなぁ

U149感想まとめ