成功体験が極端に少なく自己肯定感が著しく低いため積極性に欠ける少女が仲間の危機に際して立ち上がる話。
佐々木千枝は自分なんかがと言い訳し求められても応えられない恐怖に自己卑下することで逃げてばかりいた。
そのため自ら進んで何かを求めることも出来ず、周囲に流されてばかりいて、自己主張ができない少女であった。
故に特技の裁縫を得意ではないと(本当に)思っており、可愛い服も着たいのに着たいと言えず地味な服を選んでいた。
そんな佐々木千枝の苦悩をよく理解し、共感を示し、力になりたいと支えるのが我らが米内Pなのである!
(千枝ちゃんカウンセリングの際にソーシャルディスタンスを取った席から歩み寄ってハンカチウサギするの最高だよね)
米内Pに励まされた佐々木千枝は立ち上がり仲間のピンチの助けになりたいと奮起しその裁縫スキルを発揮する。
自ら縫い上げた衣装を身に纏いファッションショーに躍り出る佐々木千枝であったが衆目を浴びてビビるのも当然。
そんな佐々木千枝を米内Pがハンカチウサギで応援し、赤城と古賀が友情パワーを発動、ショーを大成功に導く。
こうして成功体験を得た佐々木千枝は精神的に成長し、冒頭で直せ(さ)なかった仁奈の着ぐるみを直せたのであった。
佐々木千枝のキャラクター表現とフラグ生成過程



- 成功体験が極端に少なく自己肯定感が著しく低い少女



- 桐生つかさに認められることで芽生える佐々木千枝の自己肯定感



- 米内Pのハンカチウサギが佐々木千枝に力を与える
- そんな佐々木千枝の試練となるのが、桐生つかさがショーで着る衣装にコーヒーぶちまけちゃったよイベント!大変な中でもみんなで頑張って何とかしようと意気込む中、佐々木千枝もそれに乗ろうとするのだが、ここでウィークポイントを突かれてしまう。それが期待に応えられない恐怖であり佐々木千枝は挙げかけた手を下ろしてしまうのであった。担当アイドルが落ち込んだ時に力になるのが我らが米内Pの役目!落ち込む佐々木に対して米内Pが歩み寄る。ここでむやみやたらに近づくのではなく、コロナ式ソーシャルディスタンスで一つあいた空間の隣の椅子に座ってからハンカチウサギで歩み寄るのが今回最大のクライマックス。米内Pは自分も緊張しいだから佐々木の悩みが良く分かると共感を示し、ハンカチで作ったウサギで佐々木千枝を励ますのである。米内Pに力を貰った佐々木千枝は、更に大人でカリスマである桐生つかさもまたハプニングに実は超絶ビビっていることを知り、ついに覚醒する!自ら持つ縫製スキルを発揮し、土壇場で新しい衣装を作り上げたのだ!



- ファッションショーを通して成功体験を得た佐々木千枝
- 佐々木千枝は桐生つかさプレゼンツのお化粧をしてもらい新しい自分と邂逅。自分を綺麗に着飾ることへの羞恥心を乗り越え快感を得る。そして自ら縫い上げた衣装でファッションショーの舞台に躍り出た。だが衆目を浴びるとどうしても足が竦んでしまう。ここでまたもやキーとなるのが米内Pであり二人のアイテムであるハンカチウサギで応援し、佐々木千枝の力になる。また赤城みりあと古賀小春の友情パワーは佐々木千枝を躍動させ、見事ショーを成功裡に導いたのであった。このファッションショーを通して佐々木千枝は、他者に自分の力を求められそれに応えることが出来たという成功体験を得る。結城晴√もそうだったけど、憧れていた大人に対等な存在として認められるイベントは分かっていても尊いパターン。こうして自己肯定感が低く積極性に欠けていた少女は精神的に成長。その証として、冒頭で仁奈の衣装を直してと求められても直すことが出来なかったのに終局部では見事に修繕している。脚本がワザマエな構造となっている素晴らしい演出であった。
その他見どころ!













