僕ヤバ140話感想「一人で盛っていた山田、市川の欲望の対象になれないことに虚しさを抱くも、市川が勃起していることに気付きドヤ顔をキメる」

肉体的関係に発展しないことについてメランコリックになり泣き出す山田を市川がケアする話。
中3の夏休み、山田はひと夏の思い出として市川と肉体的関係を結ぶことを夢見て一人で盛っていた。
だが市川は山田のことを行為ではなく一人の人間として大切にしており二人の間で擦れ違いが発生。
山田はラブホテルに入りガラス張りのお風呂でその肢体を見せつけるが市川は頑なに見ようとしなかった。
そのため山田は自分一人だけが盛っていることの虚しさを痛感し、メンヘラ化して泣き出してしまう。
そんな山田を市川は優しくケアし、避妊具を渡すことで、自己も山田に肉欲を抱いていることを示す。
機嫌を直した山田はキャウキャウし、尚且つ市川が勃起していることに気付き、満足する。
合宿終わりの電車で貝殻を見つめる市川に対し生殖器を連想した山田はドヤ顔をキメるのであった。

市川の優しい言葉<<<<<越えられない壁<<<<<<勃起

一人で盛っていることを知り虚しさを抱く山田

肉体的関係を結びたい山田と精神的に大切にしたい市川の擦れ違いの話。山田は中3の夏を特別なモノとするため、市川と肉体的関係を結ぼうと、一人盛っていた。ひょんなことからラブホまで行ってしまう二人であったが、市川は決して山田に手を出そうとはしない。ラブホのガラス張りバスルームに入った山田は市川に自分の脱衣&裸体を見てもいいと告げるが、市川は明後日の方向を見て体育座りで横たわるだけであった。これを見た山田のショックは大きかった。自分が市川に肉欲の対象として見て貰えないことを突きつけられることになり、一人で盛っていたことに気付き虚しさを知る。

山田はヘラって泣き出してしまうが、ここからが市川の面目躍如の時である。山田に接吻を交わしながら、その誠実さを語るのである。そして山田が捨てた避妊具を拾って渡し、持っていて欲しいと改めて渡すのである。市川に受け容れられた山田は機嫌を直しキャウキャウするも、とある事実に勘付き狂喜乱舞する。なんと、市川が勃起していたのである!!今まで自分一人が昂奮していたと思い込みショックを受けていた山田は、自分がきちんと市川の肉欲の対象となっていることを身をもって体感したのだ。幾千もの市川の言葉よりも勃起の方が山田を確信させたのだ。

そんなわけで山田は男に好かれる自分の身体に自信を持つに至る。帰りの電車で貝殻を見つめる市川に対し、山田はドヤ顔をキメる。貝殻=女性器=山田であり、それを市川が持っている=勃起して挿入というメタファーなのであろう。

市川が勃起していることに気付いた山田はドヤ顔をキメる

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