僕ヤバ138話感想「海水浴デート回。市川と接吻したい山田、溺れたらどうする?と人工呼吸をねだる」

海水浴デート回。市川が裸体を垣間見せたり、劣等感を前向きに捉えられるようになったりする。
一方で山田は性欲に支配されており市川と接吻したり将来結ばれたりすることしか脳内に無かった。
今回の見所は市川が劣等感に苛まれながらも、その劣等感ごと肯定したいと決意をしめした場面。
だが折角の名場面なのに山田は市川が大学や就職しても山田と一緒にいることの方に飛びついていた。
また沖から流されてしまった二人が必死で浜辺に戻った後、山田はもし溺れたらどうすると投げかける。
山田は目を瞑って仰向けになり完全に市川からの接吻を待っており、キス待ち顔を晒していた。

市川が割と大事なことを話しているのに性欲に支配され脳内ピンクになっている山田

市川の裸体を見て発情する山田

今回は海水浴デート回。なんと言っても見所は市川が自分の劣等感を肯定したい決意を示した場面。陰キャで根暗な市川は陽キャでキラキラ愛され女子である山田の傍にいると劣等感を抱かざるを得なかった。特に海水浴で豊満な肉体を晒している山田は、女性からも男性からもそのプロポーションに視線を浴びた。特に男性は山田の妖艶な肉体を見てから、その彼氏である市川をさも釣り合わないとでも言うかのようにガン見してきたことからフラストレーションが高まっていた。それでも市川は自分の劣等感に対して前向きになることが出来ていた。山田からなぜそんなに勉強を頑張るのかと聞かれた際、市川は私立中学の受験に失敗した過去を省みながら、(落ちて公立に行ったからこそ辿ることの出来た)過去を肯定したいと述べるのだ。イイハナシダナーと読者は感激したが、山田は別の事に食いついてた。市川は山田といる限り大学に行っても就職しても劣等感は付き纏うであろうと言うのだが、山田はその言葉尻を捕らえるのだ。つまりは大学でも社会人でも一緒にいることを前提としているよね!フン!フン!と鼻息を荒くする。そしてゴムボートが沖へと流され必死で浜辺へ戻った際には、溺れたらどうする(人工呼吸してね☆)とおもむろにチューをねだりだすのであった。市川と接吻したい山田が仰向けになってキス待ち顔を晒す姿をお楽しみください。市川は山田が唇を交わすことを求めていることに気付きながらも今一歩踏み出せずにいた。果たして二人は接吻するのだろうか?と読者に期待を持たせて次回へ続いた。

劣等感を否定するのではなく、丸ごと受け入れる覚悟を示す市川