【感想】ブルーアーカイブ「白亜の予告状~虚飾の館と美学の在り処~」(2023.04.26-05.10)

盗品を扱う悪徳商人にエージェント組織と間違われたゲーム開発部が護衛任務をする話。
モモイは見た目が炉利であることから凄腕エージェント美甘ネルと間違われてしまう。
「掃除」を頼まれたのだがその高額報酬に目が眩みゲーム開発部一行は依頼を受けることに。
その依頼は怪盗からオークションの物品を守ることであったのだが、それらは盗品であった。
悪徳商人は最初からエージェント組織を怪盗と戦わせるためだけの捨て駒として考えていたのだ。
先生は怪盗と手を同盟を結び悪徳商人を押さえ盗品を回収することに成功する。
怪盗は自分が他者から理解されないと思っていたが、理解する努力を諦めない先生の姿勢に惚れる。

それでも、私たちは努力することを諦めないべきだ

才羽姉妹かわいい
  • ゲーム開発部のモモイ、エージェント組織C&Cと間違われ「掃除」の依頼を受ける
    • ある日ゲーム開発部のモモイがゲーセンで遊んでいると、見た目が炉利という唯一の共通点により凄腕エージェントの美甘ネルと間違われてしまう。モモイをネルだと思って近づいて来たのは悪徳商人であり、掃除の依頼を持ちかけて来る。その高額報酬にゲーム開発部は目が眩み、以来を受けることに。しかし掃除とは比喩表現で任務のことであり、今回は怪盗からオークションの品々を守る護衛を指していた。真実を話して辞退すれば傷は浅かったのかもしれないが、ネルにバレた時の恐怖やこれまで修羅を潜ってきた経験から任務を続行させてしまう。
    • しかし次第に悪徳商人は本性を露呈させていく。護衛中に悪徳商人は平然とミドリを銃撃したことなどから単なる捨て駒の一つとしか考えていないと判明する。悪徳商人は表向きはパーティーを開催するなどしていたものの、地下では盗品を売り捌いていたのだ。途中、盗品回収を命ぜられたエージェント組織のトキを仲間に加えながら、真相を解明していく。怪盗の狙いは、盗品の中の一つであったため、先生は同盟を結ぶことを提案し、さらにメンバーが増える。

 

先生の台詞を録音して何度も聞く慈愛の怪盗こと清澄アキラ
  • 先生、怪盗ともフラグを立てる
    • 最終的には無事に悪徳商人から盗品を取り押さえるのだが、途中で怪盗が同盟破棄。怪盗は自分だけが物の価値を分かることができると主張し、盗品を手元に置こうとするのである。しかしここで先生がいつもの如く、大人としての責任から、怪盗をも説得しようとする。生徒と向き合うことを厭わず、生徒が道を間違えれば正すし、最後まで生徒理解に努めると言う。怪盗はこれまで自分の事を分かろうとしてくれる人がいなかったため、他者に対して絶望していたのであろう。先生の姿勢にほだされることになる。その先生の誠実さを表した言葉が「それでも、私たちは努力することを諦めないべきだ」という台詞であった。怪盗は先生に自分の本名を告げ、仄かな感情の萌しを自覚するのであった。顛末としては盗品は無事に回収でき、ゲーム開発部はエージェント組織からその実力を改めて認められることになったし、警察組織から報奨金を得ることも出来た。

 

実際にこんな先生いたら凄いと思う
  • ブルアカの先生は精神的に強いよねという話
    • 以下、超個人的な話なので別に読まなくて良い。最近努力しても無力感を抱くことが特に多く、悲観することが多かった。否定的な意見やクレームが入るとすぐに自分の発案や企画を取り消しがちであり、そこから立て直すこともできなかった。だがしかし、きちんと根拠に基づいて自分の意図を説明し、その正当性を示すべきだったのであろう。なんかあるともうすぐに気持ちが萎えて投げ出しがちであった。一方でブルアカの先生は普段ガバガバな所やhentai性を見せながらも、ちゃんと自分の考えを説明して相互理解を図ろうとするし大切な所では自分の信条を貫くことができる。ブルアカで一貫して描かれている姿勢ではあるが、なかなか難しいものである。だからこそ生徒たちは先生に惚れるのかもしれんが、私も惚れそう。



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