【駄文】道立図書館日帰り往復RTA

道立図書館に行った珍道中の記録

令和5年度道立図書館・道立文書感連携展示
  • 資料を求めて
    • 最近は専らメディア文藝論の授業が主な担当になりつつあるが、帝国日本における人の移動について研究しており、移民・開拓・植民(殖民)・観光などを調べている。僻地において不便なことは、郷土資料が当該地になく、その土地の資料なのに振興局や道立図書館や北大に行かねばならぬことである。自治体の図書館では国会図書館のデジタル送信サービスすら使えないという文明度の低さ。

  • 北海道広すぎ問題
    • そんなわけで早起きして車を走らせたわけだが、飛ばしても片道5時間以上かかるという死。蝦夷地広すぎ。泊まりの調査にして道博にも寄ってくりゃ良いじゃんという助言もあったが、日帰りにしてしまい、往復10時間以上も車に乗ることになった。想像以上に身体に負担がかかることであった。

  • 資料収集
    • 集めるべき資料は複写し終えたが、一部は北大の稀少資料であり、申請には3平日前の申込が必要でしかも平日しか見られないという。無理ゲーである。

  • 企画展「『ゴールデンカムイ』を(もう一度)読む前に見る展示」
    • 道立図書館と文書館ではゴールデンカムイとタイアップした企画をしていたり、若者言葉を用いて興味を持たせるような煽り文句を用いた展示などをしていた。専門性と大衆性について色々と考えさせられた。やはり専門分野の門戸を開く為にはコンテンツが有用であり、作品の背景知識と関連付けて入り込みやすいようにし、資料に触れて貰えるようにしていくことが肝要かと思った。(本来はそのためにメディア文藝の研究も始めたのだし)。

  • 昼飯の店ガチャに外れる
    • 時間制限があるので飲まず食わずで資料調査をしてやっとこさ終わって遅いお昼。札幌近辺で割と有名とかいう値段設定高めのトンカツの店に入ったが、店ガチャに外れる。トンカツだけ先に来てご飯とみそ汁は大分遅めだったし(最初はトンカツだけ食わざるを得ない状況に陥った)、ご飯が来たら来たで給仕係の女性がやたらとオカワリをススメて来るので落ち着いて食べられなかった。ヒトが食べている最中に何度も何度も声掛けはしないで欲しいよ。

  • 道東道及び横断道路(復路)
    • 道東道は一車線しかないので、時たま現れる追い越しレーンで抜き去るしかなく、しかも事故が起きると通行止めになる。案の定、事故で途中の区間だけ降ろされることになった。ETCカードはあっても車載機が無かったため、一般列に並ぶしかなく渋滞に巻き込まれた。ETCの車がスイスイ行くのを見ると、車載器をつける必要を感じた。しかも一般道走っている時に、事故車が撤去され通行止め解除になったというラジオ放送が流れていたたまれなくなった。
    • 道東道を全部走って降りた帰り道は、最後の難所として横断道路が待っている。クネクネとした山道に加え、帰りはもうすっかり遅い時間帯である。闇夜・霧・鹿の三拍子揃っており、下手したら死ぬ地獄のロードと化していた。何とか死なずに帰って来られたが、近いうちに資料見るために申請して平日に北大に行かねば。