【感想】事情を知らない転校生がグイグイくる。 第2話「給食当番と心霊写真とラブレター」

僻地の少人数校出身であることから純朴で天然な少年がクラスで排斥される少女を無邪気に肯定し続ける話。
主人公がヒロインをひたすらヨイショし続けることで、陰キャ根暗ぼっち少女が徐々に自己肯定感を育んでいく。
テーマとしては同工異曲で様々なパターンを変え続けながらヨイショしまくるので途中で飽きるかもしれない。
今回は味付けを変えるために主人公の姉が登場し、第三者の視点とヒロインの支援者としての役割が与えられる。
主人公の姉からも別方向から肯定されたヒロインは、カワイイ服をお下がりで貰い、お洒落をする勇気を得た。
案の定、陰湿な女子集団から侮蔑の言葉を浴びるが、主人公の無邪気な肯定により、救われることとなる。

タイトルにある通り、主人公の「グイグイくる」をパターン変えながら大量に浴びせかけて来る

新キャラとして、第三者の視点の役割を持ち、ヒロインの支援者となる主人公の姉を投入!
  • ワンパターンになりがちな流れを変えるにはやっぱ新キャラだよね!
    • クラスから「死神」扱いされイジメを受けて排斥されているヒロイン。主人公は中二病予備軍であり「死神」をカッコイイものとして捉え、根暗陰キャぼっちなヒロインを賞賛しまくる。それはもう煽っているのかと思われる程。主人公のそれは無邪気さからくるものであったが、ヒロインにとっては救いとなっていた。
    • だがしかし、SNSに流れて来る単発漫画では良いかもしれないが、如何せん話がワンパターンすぎるし、主人公も胡散臭く思えて来る。そういった懸念は制作者もあったのだろう。ここで新キャラをひとつまみ。主人公の姉を投入してくる。これは主人公とヒロインの恋愛劇を見守るという第三者的視点と女としてヒロインを理解してくれる支援者としての機能を与えられた存在である。無邪気なだけの主人公とは別方向でヒロインに自己肯定感を持たせるのだ。
    • 主人公の姉がヒロインに与えたのは、お下がりのカワイイ服と他人の目を気にせずしたいことをすれば良いという勇気。根暗陰キャぼっちなヒロインは自分なんかがカワイイ服を着たら、またクラスから嘲笑されることを憂いてしまう。そんなヒロインに対し、有象無象にしか過ぎない人々など気にしなくていいし、もしそれがきっかけでイジメられたとしても主人公を頼れば良いという。おそらく父子家庭であろうヒロインにとって年上の頼れる女性というのは何よりも得難い存在だよなぁ。案の定Cパートではクラスの陰湿な女子からカワイイ服を着てきたことについて心無い言葉を浴びせられるが、姉の言った通り主人公は無邪気にヒロインを肯定する。主人公と関わったことにより徐々に世界が広がりまた一歩ヒロインの自己肯定感が育まれた。
主人公とおうちデートをするヒロインとそれを見守る主人公の姉
ヒロインを家に招く主人公の姉
お下がりの服を与えて着せ替えタイム
カワイイ服を着たら案の定クラスから嘲笑の言葉を浴びるも主人公から肯定される

グイグイくる感想まとめ