ひろがるスカイ!プリキュア 第24話「輝く一番星☆エルちゃんの秘密」の感想・レビュー

昏睡していた国王夫妻を助けたら王女が実子でなく旅立たせる運命にあったことが判明する話。
ひろプリ第2章バッタ編は呪いで昏睡状態にあった国王夫妻を目覚めさせることが目標とされていた。
前回バッタを討伐したことで呪いを解くためのエネルギーが溜まり、今回ついに目を覚ますことができた。
プリキュアたちは英雄とされ凱旋パレードが行われることになりハッピーエンドで第2章(完)って感じ。
だがまだ2クールあるため王女は人間界で育てさせるようなお告げが過去にあったという設定を出したワケ。
一方ソラは憧れの騎士団長から背中を追いかけるのではなく今度は自分のヒーロー像を確立しろと言われる。
王女の修行とソラのヒーロー像の模索が第3クールのテーマとなりそうな感じがする。

第2章(完)いい最終回だったね→第3クールへ

エルちゃんを託されるヨヨさん。疑似家族を構成せよ!

本作の大目標はヒーローガールを題材に思春期の少女の成長を描くこと。これに基づきクールごとに中目標を設定し、達成のためにキャラがお当番回を担当し(小目標)、中目標がたっせいされるとまた新たな中目標が提示されるという螺旋階段構造。パターンは一緒だが上に登っているというような感じ。第1クールは異世界から人間界に転移させられてしまった王女を元の世界に目指すために奮闘するカバトン編、第2クールは呪いによって昏睡状態に陥った国王夫婦の呪いを解くバッタモンダー編であった。今回は第2クールのラストということで、国王夫妻が昏睡から目覚め、英雄となったプリキュアのパレードは行われることとなった。じゃあ次の中目標は何になるんですか!?という話。それは王女の旅たちとソラが自分のヒーロー像を確立することにあった。まず前者。王女は国王夫妻の実施ではなく一番星から授けられた運命の子であることが判明する。その運命とは国王夫妻は仮初の親であり、一定期間が過ぎたら王女は旅立つことになるというもの。国王夫妻は自分たちが昏睡状態に陥っていた際に、王女が人間界のヨヨさん家で疑似家族を構成していたことを知り、旅立たせる先に適任だと判断する。こうして今までとは異なり、自発的な意志でヨヨさんに託されることとなった。
 

シャララ隊長の背中を追いかけるのではなく自分のヒーロー像を確立することが求められるソラ

一方、ソラ=ハレワタールさんのヒーロー物語。これまでソラさんは憧れの騎士団長であるシャララ隊長の背中を追いかけてヒーローを目指してきた(第1クール)。だが第2クールではシャララ隊長を乗り越える必要性が生じ、これまでのヒーロー像が破壊され、一時はプリキュアになれないまで堕ちてしまった。そんなソラを蘇らせたのがましろ氏であり、彼女に求められるからこそ再びヒーローになれたのであった。そのため現在時点でのソラはヒーローの動機をましろに依存してしまっていると言えよう。故に、第3クールからはシャララ隊長を追いかけるのでもなく、ましろに依存するのでもなく、自らのヒーロー像を確立することが求められるようになった。これがヒーローガールを描くという大目標における第3の中目標である。このことは明確にシャララ隊長から告げられている。果たしてひろプリが打ち立てるヒーローガール像とは何なのか!?といった所で今回はお開き。テキトーな予想ですが追加戦士エルちゃん説来るか!?

次回はギャグ回か!?

ひろプリ感想まとめ