ひろがるスカイ!プリキュア 第27話「ミラーパッドでワクワクレッスン!?」の感想・レビュー

ソラまし、ツバあげがそれぞれのパートナーの得意分野について理解しようとする話。
ミラーパッドの中に入り込んだプリキュアたちは〇〇しないと出られない部屋に封じられる。
それぞれに課された課題は、カップリングの相手パートナーが得意とする分野であった。
ソラはコスメ、ましろは肉体訓練、ツバサはダンス、あげはは飛行機を課され大いに苦しむ。
だがピンチの時にそれぞれがパートナーだったらどうするかをイメージし、課題をクリアする。
こうしてそれぞれが交際相手の趣味趣向を理解することになりなったのであった。

配偶者の趣味趣向を理解できれば、ガンダムプラモ(一見するとその人にしか価値が無いと思われがちなものの比喩)を嫁に捨てられることはない

お互いのパートナーの得意分野の課題に苦戦する面々

ひりプリは何回か敵幹部との戦闘が発生しないが、今回もそのパターンに該当する。ミラーパッドに吸い込まれ、修行を受けることになるのだが、お互いのパートナーが選んだ課題を実施することになってしまう。ソラはましろの、ましろはソラの。ツバサはあげはの、あげははツバサの。といった感じで交互にシャッフルされ課題をこなすこととなる。こうしてパートナーの得意分野を自分も体験することで、相手をよりよく理解できるという寸法さ。グリザイアで自分に興味が無くても相手の趣味を知ろうとしたことやヤマノススメで兄だから妹の趣味くらいは知っておかなきゃというムーブをした富士重工ニキと同じような感じ。

だが、好きな人の趣味が自分には興味が無いというのも多々あることで、プリキュアたちは課題がクリアできず苦戦していく。ソラはコスメになど興味が無いし、ましろはソラのよう脳筋ではないし、ツバサくんはギャルとは無縁なタイプだし、あげはは飛行機の仕組みなど知ろうとする人間では無かったのである。普段だったら早々に手を引くのであろうが、今回はミラーパッドの中に閉じ込められ、課題を達成しないと部屋から出られないという縛りがあるため、強制的に取り組まざるを得ない。

苦戦し諦めかける面々だが、それぞれのパートナーだったらどうするかを想起して、対策を練ることになる。ソラは厚化粧しなくても普段の肌にプラスするくらいでいいということ、ましろは諦めずに自分のペースで一歩ずつ進むこと、ツバサはアゲアゲな気分になること、あげはは本を読んで学習することをそれぞれ思い起こすのである。こうして見事お互いのパートナーをイメージしながら課題を達成したのである。

これにより、相手の趣味趣向を良く知ることとなり、配偶者が何を大切にしているかを理解することが出来たのである。よくネットでガンダムプラモ(一見するとその人にしか価値が無いと思われがちなものの比喩)を捨てられる話を目にするが、配偶者が大切にしているものを理解することって大事だよねという教訓話であった。

配偶者だったらどうするかを考え修行に励むプリキュア

ひりプリ感想まとめ